この記事では、小6のみなさんと保護者の方に向けて、中学準備に必要な勉強について解説します!
中学生と保護者の方向けの情報をわかりやすくお届けします!
小6も終わりに近づき、中学入学を意識するようになると、中学準備について考えるご家庭も増えますよね。
中学1年生は、学習につまずき・差が非常に生まれやすい時期です。
入学前にしっかり準備をしているかで、中学校の学習の理解度が全く変わります。
ここでは、元中学校教員の私が、中学準備としてぜひやってほしい勉強をご紹介します。
中学の勉強への保護者の方の心構えについても解説しますので、お子様の中学準備に不安があるご家庭はぜひ参考にしてみてくださいね!
【中学準備】小6が中学入学までにやっておくべき勉強
中学に入学する前(12月から3月ころ)に、中学準備としてぜひ取り組んでほしい勉強は、以下のとおりです!
- 算数のできていない単元の復習
- 国語の漢字・語句の復習
- (余裕があれば)中1の英語と数学の最初の単元の予習
算数のできていない単元の復習
算数で苦手な単元や、できていない単元がある場合には、小6のうちに克服しておきましょう!
中学校の数学は、小学校の算数の内容が理解できている前提で進みます。
小学校の算数が十分に理解できていないと、中学数学の最初の単元からつまずいてしまいます。
不安な単元がある場合には、学校のドリルの章のまとめの問題を、もう一度解きなおしてみましょう!
- 小数・分数の計算
- +-×÷の混ざった計算
- 面積の計算
国語の漢字・語句の復習
中学校に入学すると、覚えなくてはいけない漢字や語句がさらに増えます。
小学校の漢字や語句の知識については、入学前に完璧にしておきましょう!
長文読解などの読解力は、確かな語彙力の上に成り立ちます。
小学校の漢字ドリルや漢字テストを復習し、中学で習う文章が読める基礎を固めましょう。
(余裕があれば)中1の英語と数学の最初の単元の予習
数学と英語は、一度つまずくと次の単元の学習がすべてわからなくなる教科です。
特に、中学入学後はバタバタし、授業スピードもアップします。
数学と英語の授業にしっかりとついていけるように、あらかじめ予習しましょう。
市販の問題集などので最初の単元の問題を解き、学習内容を頭に入れておくことをおすすめします!
- 数学…「正負の数」
- 英語…「アルファベット」「最初の単元で出る英単語」
新中一が春休みにできる数学・英語の予習については、以下の記事でも解説しています。ぜひあわせてご覧ください。
なぜ小6のうちに中学準備の勉強をするとよいの?
小6のうちに中学準備の学習するとよい理由には、以下の2つが挙げられます。
- 中学入学後の学習のつまずきを防ぐ
- 部活や授業がはじまり忙しくなる
中学入学後の学習のつまずきを防ぐ
中学校入学後は、小学校のころとの違い(授業の進み方・定期テストなど)から、学習につまずきが起きやすくなります。
復習や予習を全くしていない状態で授業に入ると、授業の内容が頭に入ってこず、知らず知らずのうちにわからない部分が増えるリスクも高まります。
中学準備で学習の基盤をつくっておくことで、中学校の勉強にも適応しやすくなります。
部活や授業がはじまり忙しくなる
中学校に入学後は、新しい環境で授業や部活動が始まって、急に忙しくなります。
特に最初の1カ月は、中学校生活自体に慣れるのに精いっぱいの子も多いです。
あわただしく毎日を過ごしているうちに、「理解が不十分なままどんどん授業が進んでいた…!」ということも。
小学校の復習、中学校で習う最初の単元の予習だけでも済ませておけば、余裕をもって授業に取り組めます!
【中学の勉強について】必見!入学までの保護者の方の心構え
お子様の中学入学を控えて、保護者の方も「何か準備できることはないか」と不安になると思います。
ここでは、入学前に保護者の方にも知っておいてほしい「中学の勉強のポイント」について解説します!
- 授業で使う勉強道具(ノートや辞書など)をそろえるのは、入学後でも間に合う
- 国・数・英でつまずかないようにするのが大切
- まずは学校の宿題を完璧に行う
- 最初の定期テストがカギ
授業で使う勉強道具(ノートや辞書など)をそろえるのは、入学後でも間に合う
授業で使用する勉強道具は、最初の授業のときに、各教科の担当教員から指示があるはずです。
入学前に購入すると、「やっぱり買い直そう」と2度手間になることも。
ノート・辞書・授業に使うファイルなどは、先生から指示があってから購入すれば十分間に合いますので、焦らなくて大丈夫です!
以下、国語辞典のおすすめをご紹介していますので、学校で指定されたものがなければぜひ参考にしてください。
国・数・英でつまずかないようにするのが大切
国・数・英の3教科は、前の単元ができてはじめて次の単元が理解できる「積み上げ式」の教科です。
どこかで理解できない単元があると、その次に習う単元はすべてわからなくなってしまうので、注意しましょう。
まずは国・数・英の3教科を中心に予習復習に取り組み、絶対につまずきをつくらないことが大切です!
毎日5教科の勉強をするのは時間的にも大変。
日々の予習復習は国数英の3教科に絞り、定期テストの前に理社や実技教科のテスト勉強をすると効率的に学習できる。
まずは学校の宿題が完璧にできているかをチェックする
中学校に入学すると、学校の勉強以外に、塾や通信教育などで勉強量を増やすべきか悩むご家庭もあるでしょう。
しかし、まずは学校の宿題を完璧に出すことが大切です。
私の経験上、学習の遅れは「宿題が出せなくなること」から始まります。
中学校入学後は、ひとまずそれぞれの教科で出される宿題を完璧にこなすことを意識しましょう。
最初の定期テストがカギ
最初に行われる定期テスト(中間テスト)は、中学校3年間の勉強のモチベーションを決めるうえで、極めて重要です。
定期テストは小学校のテストとは異なり、しっかりした準備が必要で、順位も明確につきます。
「中学校の勉強もできる!」と思える結果を出すことが、今後の学習への自信とモチベーションにつながります。
逆に最初の定期テストをなんとなく迎えてしまうと、「こんなものか」と3年間ずるずる行ってしまう可能性があります。
定期テスト前には計画を立てて、テスト範囲を漏れなく勉強できるようにしましょう。
定期テストの勉強について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひあわせてご覧ください!
まとめ
ここでは、小6の中学準備の勉強について解説しました!
中学校の勉強は最初が肝心です。
入学前に苦手な単元、新しく習う単元の予習復習を行い、中学校生活にスムーズに入れるよう備えましょう!
中学準備でも使える、中学生用の問題集や通信教育については、以下の記事もあわせてご覧ください!
ほかにも中学校の勉強についてや、保護者向けの記事もございますので、ぜひご覧ください!