この記事では、2学期に良いスタートを切るための、夏休みの勉強法をお話します。
中学生にとって夏休みは、成績を大きく飛躍させるチャンスです。
夏休みにこれまでの学習内容をしっかり復習しておくと、2学期以降の成績がアップするだけではなく、受験勉強にもつながります。
しかし一方で、夏休みに計画的に勉強をしていないと、2学期以降の授業や次の学年の勉強にまで響いてきます。
この記事では、実りのある夏休みにするために、中学生に必要な夏休みの勉強法について解説していきます。
【中学生の夏休みの過ごし方】特に心がけることは3つ!
夏休みにどのような生活をしていたかは、2学期からの学校生活に影響してきます。
2学期を気持ちよくスタートさせるために、私は以下の3つのことに心がけて過ごすことをおすすめします。
- 夜更かしをしない
- 宿題を計画的に行い、必ず終わらせる
- 部活動や習い事など、勉強以外の活動も行う
夜更かしをしない
夏休みになると、つい普段よりも夜更かしをしがちです。
夜更かしを続けていると、だんだんと昼夜が逆転した生活になり、朝起きられなくなってしまいます。
いつもより遅くまで起きている日が数日ある分にはかまいませんが、夜更かしが何日も続くことのないよう、早寝早起きを意識して生活リズムを整えましょう。
宿題を計画的に行い、必ず終わらせる
当たり前の話ですが、夏休みの宿題は、2学期が始まるまでに必ず終わらせてください。
宿題をやる順番は正直どの順番でも大丈夫です。大事なのは、宿題を1つのこらずにしっかり終わらせることです。
宿題が終わらないままだと、2学期の勉強がはじまっても夏休みの宿題が終わるまで先の勉強には進めません。
「他のみんなはどんどん先の学習に進んでいるのに自分はまだ夏休みの宿題をやっている」という事態になりかねないのです。
私の経験上、夏休みに宿題が終わらなかった子は、その後の勉強でつまづきや遅れをとってしまう可能性が極めて高いです。
部活動や習い事など、勉強以外の活動も行う
夏休みは、勉強以外の様々な活動も充実させるチャンスです。
特に中学2年生は、部活でも主力になってきた時期。とことん練習に打ち込んでみてください。
そのほかにも、習い事や趣味、読書などに熱心に取り組んでもいいでしょう。
家のお手伝いをして、家族とのコミュニケーションを増やすのもいいですね。
夏休みが終わった後に、「この夏はこれを頑張った」「この夏はこんな思いでができた」といえるような活動をひとつでも多く行い、自分の中の経験を増やしてみましょう。
最低でも上記3つは守って生活することを意識すると、無理ない範囲で生活できていいですよ。
中1・中2の夏休みの勉強法
ここからは、2学期以降に大きく成績を飛躍させるための夏休みの勉強法をご紹介します。
難しいことではなく、頑張ろう!という気持ちさえあれば誰にでもできる勉強法です。
- 学校で配られたサマーワークを解く
- 英語・数学の苦手な範囲を復習する
- 定期テストの解き直しを行う
- 国語・数学・理科の苦手な問題を復習する
※①②は必ず。③④はやっておくとさらにいいという勉強です。
サマーワークと英語・数学の勉強の2つは、必ず夏休み中に取り組みましょう。
①学校で配られたサマーワークを解く
サマーワークを1回すべて解いてください。
ノートに解いても直接書いてもどちらでもいいですが、2回以上復習をしたい人はノートに解くことをおすすめします。
サマーワークはつい全部終わらせることばかりが先行して、丸つけや解答解説をじっくり読む過程がおろそかになりがちです。
わからない問題があったら解答解説をじっくり読み、それでも理解が不十分な場合には、教科書で納得いくまで調べます。
サマーワークの量自体はそこまで多くないはずですので、質重視で勉強していくことを意識してみてください。
- 問題を解く
- 解答解説を見る
- 間違った理由をはっきりさせる
- 間違った問題のみ、数日後にもう一度解きなおす
②英語・数学の苦手な範囲を復習する
サマーワークがすべて解き終わったら、英語と数学の苦手なところ・理解が不十分なところを復習しなおします。
なぜ英語と数学のみ復習するかというと、積み上げ型の教科だからです。
英語と数学は、前の単元の学習内容がわからないと、次の単元の学習がわからなくなってしまう特徴があるのです。
英語と数学の復習の時に大事なのは、わからなくなった単元まで戻って復習しなおすということです。
例えば中2で中1の英語の内容がわかっていない場合には、中1までさかのぼって勉強しなおします。
学校のワークや問題集を用意し、わからない単元までもどって問題を解き直してみてください。
もし、「学校のワークを戻って解くのは大変でやる気が出ない」という場合には、市販の問題集で復習しても構いません。
その時には、3年間の学びがまとまっている問題集を選びましょう。
英語・数学をさかのぼって勉強するときにおすすめの問題集
③定期テストの解き直しを行う
ここからは、①②が終わってさらに余裕がある人に向けてです。
1学期に行った定期テストの解き直しを行いましょう。
テストのときは解けていた問題でも、時間がたってできなくなっているものがあるかもしれません。
テストを解き直し、できていないところがあれば、解答解説をよく読みます。
できていない単元の問題集を解いたら、さらに復習は完璧です。
④国語・社会・理科の苦手な問題の復習をする
さらに時間があれば、国・社・理の苦手克服にも努めましょう。
せっかく夏休みは時間があるため、普段の勉強ではできないところを重点的に勉強しなおすことをおすすめします。中学2年生の場合には、中学1年生の内容を復習しなおしてもいいでしょう。
例えば
国語…読解問題を解く力の強化をする
社会…学校のワークの記述問題のみ解いてみる
理科…学校のワークの計算問題や記述問題のみ解いてみる
などです。
国語の読解力強化におすすめ問題集
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まとめ 夏は苦手に向き合った人ほど強くなる!
この記事では、2学期以降にいいスタートを切るための夏休みの勉強法についてお話ししました。
- 夏休みは、夜更かしをせずに生活リズムを整えよう
- 2学期以降の授業に備え、夏休みの宿題は必ず全部終わらせよう
- サマーワークと英語と数学の復習には、最低限取り組もう
- 夏休みは、普段できない勉強ができるチャンス。定期テストのやり直しや、苦手の克服に努めよう
2学期以降の成績を伸ばしていくためには、夏休みにしっかり復習をしておくことが不可欠です。
中学生は部活動や遊びなど、いろいろなことに忙しいかもしれませんが、ぜひ計画的に勉強も進めてみてくださいね。
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