私立教員

【経験者が分かりやすく解説】公立教員と私立教員の違い9選

公立教員と私立教員の違い9選

教員の仕事に興味があるみなさま!

ふとこのような疑問をもったことはありませんか?

公立教員と私立教員って、何が違うんだろう?

少なくとも、大学4年生の時に公立の教員採用試験を受験するまえの私は、公立教員と私立教員の違いについてよく知りませんでした!

まこ
まこ
公立教員と私立教員の違いはよくわからないけど、みんな公立の教員採用試験を受けて教員になっているし、私もそうしよう。

このような感じで、公立教員と私立教員の違いは分からないけど、とりあえず公立の教員採用試験を受験してみようと考えている方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、公立教員と私立教員は、似ているようで違うところがたくさんあるのです。

 

私は、私立中学校で常勤講師をしていた時期と、公立学校で正規の教員として勤めていた時期がありますが

そのなかで様々な違いを実感しました。

この記事では、公立学校と私立学校の両方で教員をした私の経験をもとに、公立教員と私立教員の違いについて、どこよりも詳しく分かりやすく解説します!

この記事がおすすめの人

・公立教員と私立教員の違いが分からない人・知りたい人
・公立教員と私立教員を実際に経験した現場の意見を知りたい人

公立教員と私立教員の違い9選

私が実際に経験して分かった、公立教員と私立教員の違いを9つの項目別にしてまとめてみました。

公立教員と私立教員の違い9選
  1. 採用方法
  2. 雇用形態
  3. 教員の配置人数
  4. 給料
  5. 勤務日
  6. 同期の人数
  7. 研修
  8. 異動
  9. 職場の年齢層
まこ
まこ
以下、1つずつ詳しく解説していきますね!

①:採用方法

【公立学校の場合】

  • 各都道府県単位で行っている、教員採用試験を受験します。
  • 試験は年に1回で、合格すれば晴れて正式に教員として採用になります。教員採用試験の内容は、筆記試験、面接試験、論作文、集団討論、模擬試験などを組み合わせて行われます。
  • どの学校に採用されるのかは、都道府県が決めます。

 

【私立学校の場合】

  • 学校ごとに教員を募集しています。募集は、公立の教員採用試験の結果が出る10月頃から多くなる傾向にあります。
  • 私立教員の情報サイトや、学校のホームページの教員募集の状況を見て、自分の教科や校種に空きがあれば直接学校に履歴書を送って受験します。試験の内容は、学校によって違います。筆記試験や面接試験などがあります。
  • 自分で勤務したいと思う学校を受験できるので、公立学校のように、どこに採用されるのか分からないということはないです。
私立教員採用関係の主なサイト
まこ
まこ
私立学校の場合には、一般の会社を受けに行くのと同じような感覚と考えてください。自分で学校の雰囲気や勤務条件を見て、合うところを受けに行きます。

私は過去に、4校の私立学校で採用試験を受けたことがあります。その時は、2校は学長の先生と面接して、2校は採用担当の副校長先生と面接しました。

 

②:雇用形態

【公立学校の場合】

  • 教員採用試験に合格すれば、正規の教員として採用されます。現在は、全国的に人手不足ということもあり、採用1年目から担任や部活動をもつことも多いです。常勤講師や非常勤講師として公立学校に勤務することもできます。
  • 常勤講師で勤務した場合でも、担任や部活動の顧問をもつことがあります。

 

【私立学校の場合】

  • 教員の経験がない場合には、はじめは常勤講師として採用され、数年経験を積んで正規の教員として採用される場合が多いです。(教員の経験がある場合には、はじめから正規で採用される場合もある)
  • 私立学校の場合には、講師として経験を積んでいるときには担任をもつことは多くありません。(小学校の場合には担任をもつケースもある)

③:教員の配置人数

【公立学校の場合】

  • 法律で、教員の配置人数が定められています(生徒数に応じて教員数の上限がある)。私が実際に勤めた印象だと、もう少し教員数が欲しいなという印象でした。(でも勝手に増やすことはできない)

 

【私立学校の場合】

  • 学校ごとに教員の配置人数を決めるという形で、教員が不足すれば募集をかけるという感じです。私の印象だと、教員の配置人数は私立学校の方が余裕があるなと感じました。例えば私が勤めていた私立中学校だと、副担任の先生も1クラスに1人か、2クラスに1人つけることができて、担任の先生の業務負担も軽減されていると思いました。

④:給料

【公立学校の場合】

  • 県内で一律で給料が決まっています。(役職などがつくと給料も変わってはきますが)学校種によっても多少異なりますが、正式採用の新卒の教員の場合には、22万円くらいが給料の目安です。

 

【私立学校の場合】

  • 学校ごとに給料が定められています。また、給料についても実際に受験しに行ってみないと明かしていない学校がほとんどです。新卒の方の場合には、最初は講師としての勤務からのスタートが多いので、正式採用の私立教員の方に比べると少し少ないかもしれません。

⑤:勤務日

【公立学校の場合】

  • 基本的に勤務日は週5日です。ですが、土日でも部活動などで出勤する先生は多くいます。

 

【私立学校の場合】

  • 基本的に週5日勤務ですが、第2、第4土曜日の午前中は出勤など、土曜日も出勤日になる場合も多いです。私立学校の場合には学習面に力を入れている場合が多いので、土曜授業などをする関係で、土曜日も勤務日になる学校が全国的にも多いです。

⑥:同期の人数

【公立学校の場合】

  • 都道府県単位で、採用されるので同期はたくさんいます。同じ学校内には、1人で配属される場合もあれば、同期2人で採用される場合もあります。

 

【私立学校の場合】

  • 私立学校は、基本的に先生の人数が足りなくなったら補充するという形なので、年によって何人採用されるか分かりません。ちなみに私が私立中学校に勤めた時は、その年は私しか新たに入る人がいなかったです。同期はいませんでした(笑)

⑦:研修

【公立学校の場合】

  • 都道府県単位で、1年目の初任者研修、2年目研修、10年目研修などが行われます。都道府県でその年採用になった同期の先生が、一同に同じ場所で研修するので、結構な人数になります。またその他にも、校内研修などもあります。研修は年間を通して多い印象でした。

 

【私立学校の場合】

  • 公立学校のような、初任者研修や10年目研修などはない場合が多いです。私が実際に私立学校に勤めた実感だと、採用年数に合わせた研修ではなく、教職員全体での技能向上研修が少しあるという印象です。私立学校は研修というよりは、副担任などで直接先輩の下について、目で見て直接学ぶという感じが多い傾向です。

⑧:異動

【公立学校の場合】

  • 5年~10年くらいのスパンで他の学校への異動があります。異動の範囲は同じ地区内のこともあれば、市をまたぐこともあります。

 

【私立学校の場合】

  • 異動は基本的にはありません。ただ、小学校・中学校・高校などがある場合には、校種間で異動することがあります。ちなみに、私が勤務していた私立中学校は、同じ敷地内にある高校との間で5~10年スパンで異動をしていて、人員の配置換えを行っていました。
補足

私は小・中・高の教員免許をもっているので、面接の時にはどこの私立学校でも好印象でした(校種間での異動ができるから)。

中・高国語のどちらかで採用予定で、中学校の国語教員が不足しているとのことなので、そちらに配属されることになりました。

私立学校に勤めれば、様々な校種の教員を経験するチャンスは増えると思いました。

まこ
まこ
小・中・高3つの校種の教員免許を持っていることが、メリットになることをこの時強く実感しましたね。

 

⑨:職場の年齢層

【公立学校の場合】

  • 大量退職時代を迎えて、どの学校でも、若い人が徐々に増えていている印象です。ちなみに、私が勤めていた公立中学校は、20代~30代の教員が6~7割くらいのめちゃめちゃ若い学校でした。

 

【私立学校の場合】

  • 私立学校全体の教員の年齢層の平均が40代半ばくらいと言われています。私が勤めていた私立中学校も、40歳以上の先生が全体の6割くらいで、退職した先生の枠に新しく若い人が入るという感じでした。

 

まとめ これから職業選択をするみなさまへ

公立教員と私立教員は、似ているようで違う点がたくさんあります。

私は、公立学校の教員採用試験に1度落ちるまでは、私立学校の教員についてあまり知りませんでした。

ですが、実際に自分が私立学校に勤めてみて、

公立学校だけを教員の選択肢として考えるのはもったいないなと強く感じました。

よく知らないだけで、私立学校の教員に向いている人も実は多いのではないかと...!

知らなくて自分の選択肢や可能性を狭めてしまうことは、とてももったいないことだと思いました。

ですので、自分の経験が少しでも多くの人の職業選択に役立てばと思い、この記事を書きました。

ぜひ教員を目指している方には、

自分の働き方の希望やライフスタイルにあわせて、公立教員か私立教員を選択していただければと思います!

まこ
まこ
最後まで見ていただいて、ありがとうございました!
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