私立教員

経験談!私立教員のメリットデメリット【公立教員の場合と比較】

私立教員のメリットデメリット【公立教員の場合と比較】

こんにちは。公立教員と私立教員経験者のまこです。

この記事では、公立教員と私立教員を経験した中で分かった、私立教員のメリット・デメリットを紹介したいと思います!

公立教員と比較した時の、私立教員のメリットデメリットが知りたかった!
実際に経験した人の話が聞きたかった!

このような方に必見の内容になっています。

まこ
まこ
現場にいた経験をもとに、正直な意見をズバズバ書いています。一個人の意見ではありますが、誰かの役に立つかもしれませんので、公立学校と私立学校を両方経験する中でわかったことを、あますことなく書いています。

 

【経験者が語る】私立教員のメリット

私は、私立中学校で常勤講師として勤務し、その後公立中学校で正規の教員として勤務していたことがあります。

まずはその時の経験をもとに、公立教員と私立教員を比較した時の

私立教員のメリットを紹介します。

私立教員のメリット
  1. 勤務地が自分で選べる
  2. 学習意欲が高い子どもが多い(小学校や中学校の場合は特に)
  3. いきなり担任をもたされる可能性が低い
  4. 数年勤めれば、専任教員として採用される
  5. 研修が多くない
  6. 転勤がない

実は私、私立に勤めていた時は、メリットよりもデメリットばかりに目がいっていました。

でも、そのあと公立の中学校に異動して、「あれ?これ、私立中学校結構よくなかったか~!?」と思うことが多々あったのです。

まこ
まこ
実際に経験してみないと分からないことってありますね!

以下、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

私立教員のメリット①:勤務地が自分で選べる

私立学校の採用は、一般企業と似ているので、自分で受験したい学校を選んで、履歴書を出して直接受けに行きます。

ですので、どの学校で働くのかを自分で決めることができます。

私も、通勤時間や学校の雰囲気などを考慮して私立学校を選んだので、学校が合わないということはありませんでした。

一方公立学校は、教育委員会が「ここ行って下さ~い」と言った学校に配属になるので、自分で学校を選ぶことができません。

だから、自宅から遠い場所の学校になってしまったり、荒れている学校になってしまったりという可能性もあるのです。

ちなみに私は、自宅から1時間の場所の学校に配属が決まって、大変な思いをしながら通勤しました。

このとき、「自分で好きな学校を選べるって幸せだな…」と痛感したのです(笑)

メリット②:学習意欲が高い子どもが多い(私立小学校や私立中学校の場合には特に)

当り前ですが、私立小学校や私立中学校は、いわゆるお受験をして入学する子どもたちなので、学習意欲は高いです。

私の勤務していた私立中学校の子どもたちも、学習意欲は高く、みんな真面目に授業を聞いていました。

真面目に授業を聞いてくれる子どもたちを前にした授業は、こちらも気合が入りますし、教員としてのやりがいも感じます。

私は初めて勤務した学校が私立中学校だったのでこれが当たり前だと思っていたのですが、公立中学校に行ったら違ったんです…

公立中学校はいろいろな子どもがいるので、真面目に授業を聞いてくれる子だけではありません。

授業中に教室を飛び出して行ってしまう子がいて、その子を探すために授業中断なんてこともありました。

ですので、授業をきちんと教えるという意味では、私立中学校のほうが環境が整ていると感じました。

メリット③:いきなり担任をもたされる可能性が低い

私立学校は、講師として最初は採用されることが多いです。

ですので、最初は専任(正規採用)の先生の下に副担任などでついて、勉強することが多いので、いきなり担任をもたされるというケースは少ないです。

 

一方公立学校では、新卒の右も左もわからない状態でいきなり担任をもたされる場合が多いです。(特に小学校では)

私は私立学校で1年間副担任をしたあと、2年目で担任をはじめてもちましたが、副担任の経験があってよかったなと思ったことが何度もありました。

やっぱりはじめてのことって、いきなりやるのは難しいんです…

その点においても、最初は副担任で担任の先生の仕事を見られる私立学校はいいなと思いました。

メリット④:数年勤めれば、専任教員として採用される

私立教員は、はじめは講師として採用され、数年間勤めれば専任教員(正規採用の教員)として採用されるパターンがほとんどです。

 

公立学校の講師は通常一年契約で、毎年更新があります。

同じ学校にいられる場合もあれば、他の学校に異動になる可能性もあります。

当然、講師経験を何年積んでも、教員採用試験に合格しない限り正規の教員として採用にはなりません。

その点、私立中学校は、数年経験を積めば、必ず専任教員として採用されるので、先の見えない中で働くという不安が少ないといえます。

まこ
まこ
公立の教員採用試験に落ちて働き先を探していた当時の私にとっては、何年か勤務すれば正規の教員になれるという私立学校の条件は魅力的なものでした。

「今後の見通しが立つという安心感」が、公立学校で講師経験を積むのではなく、私立学校で講師経験を積むことにした一番の理由です。

メリット⑤:研修が多くない

これは人によってデメリットに感じる方もいるかもしれませんが、私は形式的な研修が多いのはあまり好きではなかったので、とてもうれしかったです。

私立中学校から公立中学校に勤めてみて、一番のギャプだったのが研修の量です。

公立学校って、特に1年目は通常の業務に加えてずっと研修なんですよ…

担任や部活動の顧問をもちながら、その他の時間はずっと研修だったので、ほとんど自分の仕事が進められず、つらかったのを覚えています…

しかも、身になっているのかと問われればそうでもない気もしますし…(笑)

一方で私立学校は基本的に「見て学ぶ」という感じなので、研修は多くありません。

実際に先輩の先生の下で実践しながら学べますし、質問があればその都度聞けばいいので、私としては成長スピードが私立学校の方が早いと感じました。

しかも、多すぎる研修に時間を取られることもなかったので、教材研究や部活動指導などに時間を割くことができるのもよかったです。

ですので私には、研修が多すぎない私立学校の方が合っていたなと思います。

メリット⑥:転勤がない

これは正直デメリットにもなり得るかと思うのですが、私立学校は基本的に転勤がありません。

ですので、一度採用されれば職場がかわることもなく、将来のライフプランの見通しもつきやすいです。

一方で、転勤がない分、職場になじめなかった場合にはつらいかもしれません。

 

【経験者が語る】私立教員のデメリット

ここまでは、私立教員のメリットを紹介してきましたが、もちろん私立教員にもデメリットはあります。

私立教員のデメリットは次の通りです。

私立教員のデメリット
  1. 職場環境が閉鎖的
  2. 給料や福利厚生が学校によってまちまち
  3. 私立教員は公務員ではない
  4. 先生の年齢層に偏りがある
まこ
まこ
以下、詳しく見ていきます。

デメリット①:職場環境が閉鎖的

私立学校は、公立学校よりも転勤がない分、職場環境が閉鎖的になる傾向にあります。

一度採用されると、何十年と同じ人と働くこともあります。

また、人員があまり入れ替わらない分、職場内の風習やきまりなどは変わりにくい場合も多いです。

ちなみに、私が勤めた私立中学校には、1人厄介なお局様がいました(笑)

お局様は基本的にどこにでもいると思うんですが、

私立学校の場合、異動がない分その学校のことはとても詳しいボス的な存在になっていて、理不尽なことを言われてもみんなあまり逆らえませんでした…

何年かに一度は異動があり、人員が入れ替わる方がいいという方は、私立学校はおすすめしませんね。

デメリット②:給料や福利厚生が学校によってまちまち

私は私立学校に勤務していたので、私立教員の知り合いが比較的多いのですが、みんな口をそろえて給料が不満という話をしています。

私立中学校の給料は、学校によって違います。

正直、公立学校よりも安い学校もあります。

ちなみに、私が勤めていた私立中学校は、ボーナスが公立学校よりも安かったです。

給料の面は非公開にしている私立学校がほとんどなので、私立学校を受験しに行った際にはよく確認した方がよいでしょう。

また、産休制度や住宅手当の制度も学校によってまちまちなので、その点もよく確認した方がいいでしょう。

ちなみに、私の勤務していた私立中学校は産休制度が数か月単位でした。

子育てするときには公立学校(公立学校の産休は年単位で取得可能)よりも厳しい条件になるなと感じました。

まこ
まこ
私は仕事の内容が自分に合っていて充実していたので、給料や福利厚生に対しての不満はありませんでした。

給料や福利厚生の良さで教員という職業を選ぶという人には、私立学校よりも公立学校の教員になることをおすすめしますね

デメリット③:私立教員は公務員ではない

先ほどの給料・福利厚生面とも被るかもしれませんが、私立教員は公務員ではないので、公務員ほどの手厚い保証はないです。

学校の状況によっては給料も変化する可能性もありますし、人員整理がある可能性もあります。

公務員になることに重きを置く場合には、公立教員を目指すべきです。

まこ
まこ
私立教員は会社員と似たようなイメージですね。

デメリット④:先生の年齢層に偏りがある

私立中学校は、基本的に欠員補充なので、職場の年齢層に偏りがあります。

私の勤めていた私立中学校は、40代後半の先生が多く、若い人は少ない印象でした。

自分と同じような年齢の人がいないので、ざっくばらんに話せる相手が職場にいないのが少しつらかったです。

しかし、親くらいの年齢の先生ばかりだったので、みんなに優しくはしてもらえました(笑)

あと、よく先生は職場恋愛が多いという話もあると思いますが、私の私立中学校では到底無理でした(笑)

職場で相手を探したいという人には、公立学校の方が出会いは断然多いと思いますね。

 

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私立学校に向いている人・公立教員の方が向いている人

公立学校と私立学校を両方経験してみて、

どちらにもメリット・デメリットがあることを実感しました。

個人的には、教科指導に力を入れられたことへの充実感が大きかったので、自分には私立教員の方が向いていたのかもしれないなと思っています。

しかし一方で、公立学校の方が向いている方もいます。

公立学校と私立学校の両方を見て、私が思う私立学校に向いている人・公立教員の方が向いている人の特徴をまとめてみました。

私立学校に向いている人

・教科指導に力を入れたい人(普段の授業や受験指導など)

・先輩の下について直接目で見て学ぶことができる人

・担任をもつ前に、副担任の経験をもちたい人

・転勤がなく、勤務地も自分の意志で選べる方がいい人

・産休などの福利厚生がある程度整っていればいい人

・アットホームな職場の人間関係がいい人

公立学校に向いている人

・生徒指導や部活動の指導に力を入れたい人

・研修の中で、教員として学ぶべきことを教えてほしい人

・いきなり担任をもっても大丈夫な人

・勤務地が何年かごとに変わった方がいい人

・公務員がいい人

・教員という職業を選ぶ理由に、産休などの福利厚生が十分に整っていることが条件としてある人

・たくさんの同期や幅広い年代の先生と関りがある方がいい人

まこ
まこ
自分が私立教員に向いているのか、公立教員の方が向いているのかの判断に役立てばうれしいです。

「私立教員に向いているのか公立教員に向いているのか」ということは、
自分が教員という仕事の中で”何を重要視しているか”で変わる

まとめ

この記事では、公立教員と比較した際の私立教員のメリット・デメリットを経験者の視点からまとめてみました。

教員といわれると公立学校の教員が一般的に考えられがちですが、

私立学校の教員も十分選択肢の一つとして考えていいと思います。

自分が求める教員生活のイメージによっては、実は私立中学校の教員の方が向いている方もいるかもしれません。

この記事が「私立教員に少し興味があるな…」「公立教員と私立教員の違いが分からない」と悩んでいる方の役に立てればうれしいです!

まこ
まこ
最後まで見ていただいて、ありがとうございました。
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