この記事では、教員採用試験に合格後から着任式までの流れをご紹介します。
受かったら4月の着任式までにぜひやっておきたいことも、元教員目線からお話しできればと思います。
ぜひ、最後までご覧ください!
教員採用試験合格後の流れ│手続き・面談・配属校決定はいつ?
教員採用試験に合格後から、4月の着任式までの流れをざっくりと説明します。
- 書類の提出
- 説明会(10月~11月)
- 面接(年明け~2月)
- 勤務地・勤務校決定(2月以降)
- 勤務校面談・挨拶(3月)
- 着任式(4月)
書類の提出
教員採用試験に合格したら、まず合格通知が届きます。
そして後日、提出書類や今後の説明会等の日程が書かれた書類が別途送られてきます。
提出書類には、個人票、成績証明書、卒業見込証明書などがあります。
指定された書類を期限までに提出できるよう、抜けもれなく準備しましょう!
説明会・研修会(10月~11月)
合格通知が届いてから1か月後くらいに、合格者を集めて説明会があります。
今後の採用までの流れや、教員への心構えなどの話があります。
日程をよく確認し、忘れずに参加するようにしましょう。
面接(年明け~2月)
年明けには、面接のお知らせが届きます。
指定された面接会場で、採用前の面接を行います。
なお、この時はまだ詳しい勤務地や勤務校は分かりません。
面接といっても採用試験ほど堅苦しくなく、これから教員になるにあたってのことや、勤務地域についての考えを聞かれます。
教員免許状のコピーや、調書、給与の口座振込申請書などの持参書類を指定される場合もあります。
お知らせの内容によく目を通して、日程調整と持参書類の準備をしましょう!
勤務地・勤務校決定(2月以降)
面接での内容をもとに、勤務地と勤務校が決定し通知されます。
だいたい3月に勤務校が決定するパターンが一般的です。
新学期が始まるギリギリまで自分がどこに勤務するか分からないため、通知を受けてから急いで引っ越しをする人も多いです。
勤務校面談・挨拶(3月)
3月の後半の春休みに入った時期くらいに、いよいよ勤務校に行って校長と面談を行います。
この時に、担当教科と担当学年について校長から発表があります。
着任式(4月)
いよいよ4月に入り、着任式です。
辞令伝達式がある自治体では、午前中に新任教員全員が一つの会場に集められます。
午後はそれぞれの勤務地の学校に行き、挨拶を済ませて、いよいよ勤務にとりかかります。
着任後はすぐに新学期に向けた職員会議、公務分掌の決定、学年会などが始まりますので、心構えをしておきましょう!
【後悔しないために】受かったら着任式までにしたいこと7選
教員採用試験に受かった後から4月の着任式までに、ぜひしておきたいことをご紹介します。
着任式が終わるとすぐに教員としての勤務がスタートし、新学期に向けた準備に追われます。
教員になってから「あれしておけばよかった…」と後悔しないように、着任式までに準備を進めましょう!
読書(自分の読みたい本と教員関連の本)
教員になると、毎日の業務に追われて読書する時間がほとんどなくなります。
新学期前に、自分が読みたい本のほかに、教員の仕事関連の本を読んでおくとイメージがつかめます。
- 仕事術
- 教材研究
- 学級経営
- PCの操作
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アルバイト
アルバイトでの経験も、学生ならではのものです。
ぜひ学生生活最後のアルバイトを楽しんでください。
教員以外の職種を少しでも経験するチャンスでもあります!
それまで塾や家庭教師など教員に関係するバイトしかしてこなかったので、新鮮で良い経験になりましたよ!
旅行
教員になると、まとまった休みがとれるのは長期休みの時(夏休みや冬休み)のみです。
長期休みの期間は旅行先も混みますので、時間がある学生のうちに行きたい場所にはジャンジャン行っておきましょう!
勉強(大学の勉強や資格の勉強)
教員になってからも学び続けることは大前提なのですが、じっくりと時間がとれるのは着任式までです。
大学での勉強や資格の勉強など、時間をかけたいものは、ぜひこの機会に積極的に取り組んでみましょう!
教材研究のシュミレーション
勤務校が決定して、校長と面談があるまでは、どの教科や学年を担当するかはわかりません。
しかし、教科書の内容にざっくりと目を通したり、教材研究のやり方を考えておいたりすることはできます。
教員になってから教材研究をはじめると、「やり方がわからない」「思ったよりも時間がかかる」とギャップに苦しむことにもなりかねません。
担当しそうな学習内容にざっとでも目を通し、教材研究のイメージを膨らませておきましょう!
あいさつの準備
着任式から新学期は、あいさつをする場面がたくさんあります。
- 職員室での同僚へのあいさつ
- 始業式でのあいさつ
- 教室でのあいさつ
などなど。
いずれも長く話す必要はありませんが、はじめて顔を合わせる場面ですので、滞りなく話せるよう準備しておきましょう!
仕事に必要なものの準備
教員の仕事をするうえで最低限必要になるものの準備を、着任式までにしましょう!
学校に備品がある場合もあるため、焦っていろいろ買おうとする必要はありません。
まとめ
ここでは、教採に合格後の流れと、着任式までにぜひしたいことをご紹介しました!
合格から着任式までの約半年間で、必要書類の提出や面談など、時期ごとにやるべきことがあります。
郵送されてくるお知らせには必ず隅々まで目を通し、日程や持ち物の抜け漏れがないようにしましょう!
また、着任式までの時間を有効に使うことで、教員生活のスタートも変わってきます。
教員として働き始めて忙しくなる前に、やりたいことや教員への準備を思う存分しておいてくださいね!