これから教員採用試験を受験するみなさま!
今回の記事では、教員採用試験に受かるために本当に気をつけるべきこと4つをまとめてみました。
教員採用試験の合格のためには、実はポイントをおさえる必要があります。
私は教員採用試験で、不合格と合格の両方を経験しました。
不合格になったときは、様々なポイントに注意を払って対策をしたのですが、結果的にうまくいきませんでした。
教員採用試験に受かるには、あれもこれもといろいろなポイントに注意を払う必要はありません。
この記事では、不合格→合格の経験で気がついた、合格のために本当に必要なポイントに絞ってご紹介したいと思います!
確実に教員採用試験に合格したい方や、最短で教員採用試験に合格したい方には必見の情報になっていると思います。
ぜひ最後までご覧ください!
教員採用試験に受かるには4つのことを気をつけるべし
教員採用試験に受かるには次の4つポイントをおさえて、試験で力を発揮することが大切です。
- 筆記試験は満点をとるつもりで勉強する。
- 論作文はどこに何が書いてあるのかを一目見て分かるように書く。
- 面接では、ゆっくり・はっきり・堂々と話す。
- 身だしなみを整え、余裕のある態度で挑む。
書き出してみるとこんな感じです。
教員採用試験合格のために一番重要なのは、
採用側があなたを「教員としてふさわしい」と判断できるポイントを、確実におさえておくことです。
合格するためのポイント①:筆記試験は満点をとるつもりで勉強する
これ、とっても重要です!
正直、教員採用試験の合否は、筆記試験で7割くらい決まってしまうといっても過言ではないからです。
基礎知識があると判断されたうえで、はじめて人物の判断をしてもらえるのです。
よく、面接や討論などの人物試験の方に力を入れすぎて、筆記試験の勉強はそこそこという方を目にしますが、これでは本末転倒です。
まずは筆記試験に全力を注ぎ、満点をとるつもりで勉強して、知識十分に身についていることをアピールしましょう。
合格するためのポイント②:論作文はどこに何が書いてあるのかを一目見て分かるように書く
教員採用試験の論作文も、合否を左右する大事なポイントです。
論作文で一番大事なのは、読み手とっていかに分かりやすく書くかです。
とてもシンプルなことなのですが、実はこれができていない人が意外に多いんです。
私は国語教員時代、何枚も生徒の書いた作文を見てきました。
そのなかで、正直採点したくないな…と思う作文って、どういう作文だと思いますか?
ずばり!どこに何が書いてあるのか、よく読まないと分かりにくい作文です!
論作文は、読み手が楽に読めるように書かないと意味がありません。
ぶっちゃけ、論作文は人が判断するものなので、気持ち的に読みたくないな…と思わせてしまったら、どんなに内容が良くてもアウトなのです!
読み手にとって一目見て分かりやすく書くためには、論作文の基本の型に従って書くことが大切です。
この基本の型に従って書けるように、本番までに訓練を重ねていく必要があります。
合格するためのポイント③:面接では、ゆっくり・はっきり・堂々と話す
面接は人物試験の要です。
面接で大切なのは、何を話すかではなく、どのように話すかです。
なぜなら、人が人を判断するときには、話の内容ではなく、態度や話し方で判断することが多い傾向にあるからです。
どんなに話の内容が良くても、せかせか話していたり、声が小さかったりしたら台無しです。
ゆっくり・はっきり・堂々と話すことで、「立派に話しているぞ感」を出すことが重要になります!
合格するためのポイント④:身だしなみを整え、余裕のある態度で挑む
これも、先ほどの受かるためのポイント③に似ているのですが、人は見た目が重要だよということです。
見た目というのはイケメン・美女などと言っているのではありません。
大切なのは、「教員としてふさわしいと判断される見た目」です。
【教員としてふさわしい見た目 例】
- スーツやシャツにしわがなく、清潔感がある
- 髪型に清潔感がある(伸びすぎていない、色が適切 等)
- メイクが派手じゃない
- ネクタイがかっこよくきまっている 等
『人は見た目が9割』という本が流行ったことがあったと思いますが、まさにそれです。
第一印象が教員採用試験の合否に、少なからず影響を与えるということは否めないんですよね。
だって、たった10分ほどの面接で最初に「この人頼りない感じだな」と判断されて、途中でその考えが覆るでしょうか?
多分面接が終わるまで、「教員として頼りない感じ」という印象は変わらないと思います。
だからこそ、第一印象で、「教員として頼りになりそう」と判断される見た目や雰囲気を意識することが大切なのです!
教員採用試験に合格するためにはボランティア経験は必要か?
よく、「教員採用試験ってボランティア経験がなしだと合格できませんか?」という質問を目にします。
確かに、ボランティア経験があるに越したことはないでしょう。
履歴書や面接などに、ボランティア経験を書けますしね。
しかし私は、ボランティア経験の有無は合格には全く影響しないと考えています。
なぜなら、私自身が大学時代に教育ボランティア複数を経験しましたが、そんなこと全く関係なく不合格だったからです(笑)
逆に、ボランティア経験がなくても合格できる人はたくさんいます。
ボランティアをしていなくても、教育実習や塾のアルバイトなどの他の経験で、いくらでもカバーできるんですよね。
ですので、ボランティア経験がなしでも教員採用試験の受験に不安を感じることはありません。
反対に、ボランティア経験がある場合でも、この記事でご紹介した合格のためのポイントを自分はしっかりおさえているのか、今一度確認しておくと安心です。
まとめ
教員採用試験に受かるには、「教員としてふさわしい」と判断されるポイントを確実におさえることが大切です。
私は教員採用試験に一度落ちた経験があります。
実はその時までは、「今までの自分の頑張りをありのまま見せれば合格できる」と思っていました。
しかし、実際に不合格になってみて、「教員採用試験は採用側が教員としてふさわしいと判断できればそれでいいのだ」ということを学びました。
ここだけの話、教員実習にあまり真面目にとりくんでいないくても、授業が実際にはそこまでうまくなくても、
教員としてふさわしいと判断されることが上手で合格した人を何人も見ました。(採用の仕方がほんとうにそれでよいのかは置いておいて(笑))
採用試験というのは結局そういうものなのです。
教員としてふさわしいように見せさえすればいいのだと気がついたときは、正直「不公平だ!」「見る目がない!」と思って、とてもつらかったのですが…
今思えば、合格した人たちは教員採用試験というものを分かっていて、戦略的に合格を勝ち取れていたのだなと感じます。
もちろん、この記事を見てくださったみなさまは、教員としての資質を元から備えている方ばかりだと思いますが
それだけではなく、戦略的に受かりにいくという姿勢も大切だということです。
ぜひ、合格するポイントを確実につかんで、着実に合格につなげてくださいね!