教員の生活

新任教員の1日【私立中の場合と公立中の場合】

新任教員の1日【私立中の場合と公立中の場合】

こんにちは。まこです。

この記事では、新任教員の1日を詳しく紹介していきたいと思います。

私には、新卒で私立中学校に入って講師として1年間勤務し、翌年から公立中学校で正式に教員となって勤務した経験があります。

つまり、私立と公立の両方で、新任教員だった経験があるのです。

その経験をもとに、教員1年目の時の私の1日のスケジュールを、私立と公立の時の2パターンに分けて紹介してみたいと思います。

この記事がおすすめの人

・新任教員の詳しい1日のスケジュールが知りたい人
・公立中学校と私立中学校の教員の1日のスケジュールの違いが知りたい人

まこ
まこ
それでは、いってみよう!

 

新任教員の1日

教員1年目といえば、不慣れな学校現場やはじめての仕事で大変なイメージがありますよね。

では、実際に教員1年目の1日のスケジュールがどのようなものだったのか、私が実際に体験した1日をお見せします。

まこ
まこ
私立中学校と公立中学校で、同じ1年目でも少し違うスケジュールを過ごしていました。

私立中学校教員1年目の時のリアルな1日

ちなみに、私立中学校に勤務していた当時の私の基本情報はこのような感じです。

  • 常勤講師で採用(一般的な正規の先生と同じスケジュールで働きます。)
  • 実家暮らしで車通勤(当時は独身で、母に家のことは全て頼んでいました。)
  • 国語教員
  • 1年生副担任
  • 陸上部副顧問(←陸上の経験は全くなし)
  • 学校は私立中学校ということもあり、学力的には公立中学校より高め。生徒も落ち着いている生徒が多かったです。

これをふまえたうえで、これから書くスケジュールを見てください。

ちなみに、私立学校は講師からキャリアをスタートして、数年経験を積んだら正式に教員として採用されるという流れが一般的です(いきなり正規の教員として採用されるパターンもまれにありますが)。私も、数年働けば正規の教員として採用されるという条件で、常勤講師としての勤務が決まりました。

私立教員のことに関してはこちらのサイトに詳しく載っていますので、気になる方はご覧ください。

 

9月頃の一般的な1日のスケジュール私立中学校編
時間内容
5:30起床
6:30家を出る
7:00学校に着く
8:10朝の打ち合わせ
8:20朝の会
8:35~1時間。国語の授業をする。
9:45~2時間目。この時間は授業が入っていないので、職員室で事務仕事。主に教材研究をしていることが多かった。
10:35~3時間目。職員室で事務仕事。生徒の出したダイアリーにコメントしたり、自主学習ノートにハンコを押して進捗状況を確認したりしていた。
11:35~4時間目。国語の授業をする。
12:40~給食
13:15~昼休み。歯磨きをして、職員室で次の授業の準備をしていることが多かった。
13:40~5時間目。国語の授業をする。
14:40~6時間目。職員室で事務仕事。教材研究をしていることが多かった。
15:35~清掃。生徒と一緒に行う。
16:00~帰りの会
16:15~部活動の指導
18:15~生徒の下校指導
18:30~残った事務仕事を行ったり、担任の先生とその日のクラスの様子について話したりしていた。
19:10~学校を出る
19:40帰宅
19:50~
21:00
夕食、お風呂、歯磨きをスピーディーに行う。
21:00~
22:00
自由時間
22:00次の日に疲れが残らないように、早めに寝る。
まこ
まこ
日によってスケジュールに差はありましたが、だいたいこのような一日でしたね。

公立中学校教員1年目の時のリアルな1日

公立中学校に勤務していた当時の私の基本情報は、このような感じです。

  • 実家暮らしで車通勤
  • 国語教員
  • 1年生担任
  • 弓道部主顧問(←中学校の時に弓道部で、技術面の指導を行っていました。)
  • 学校は学力的にはあまり高くなく、寄り添って支援する必要のある生徒も多い学校でした。

 

9月頃の一般的な1日のスケジュール【公立中学校編】
時間内容
5:30起床
6:20家を出る
7:20学校に着く
8:00朝の打ち合わせ
8:15~朝の会
8:40~1時間目。国語の授業を行う。
9:40~2時間目。国語の授業を行う。
10:50~3時間目。国語の授業を行う。
11:50~4次間目。授業が入っていないので、職員室で事務仕事をしたり、初任者研修をしたりする。
12:40~給食
13:20~昼休み。昼休み中に生徒が騒いだり、走ったりするといけないので、廊下で見回りをする。
13:45~5時間目。国語の授業を行う。
14:45~6時間目。道徳の授業を行う。
15:40~清掃。生徒と一緒に行う。
15:55~帰りの会
16:15~部活動の指導
18:40~生徒の下校指導
19:00~残った事務仕事を行う。日中にほとんど終わらないので、生徒を帰してからいっきに行う。
20:30学校を出る
21:30帰宅
21:40~
22:40
夕食、お風呂、歯磨きを超スピーディーに行う。
22:45就寝。疲れを翌日に残さないために、基本的にすぐに寝る。
まこ
まこ
通勤時間が1時間かかったので、帰宅時間が遅くなることが多かったですね。

私立中学校と公立中学校の1年目で違ったこと

上記のスケジュールでも分かるように、私立中学校と公立中学校での1年目は全然違うものでした。

具体的に違った点としては、

  1. 仕事の内容や量
  2. 空き時間の量
  3. 研修の量
  4. 生徒指導の量

この4点です。

仕事の内容や量

まず、私立中学校から公立中学校に行ってみて、同じ1年目でも仕事の内容や量が全然違くて驚きました。

その違いが生じた原因は、やはり担任や部活の主顧問をもっているか否かだと思います。

 

私立中学校に勤めていた時は、副担任で部活動も副顧問でした。

しかし、公立中学校に勤めていた時は、同じ1年目でも担任をもち、部活動も技術指導を行う主顧問でした。

つまり、仕事に対する責任が公立中学校1年目の時の方がずっと大きかったのです。

また、校務分掌といって、学校内の様々な仕事を教員で割り振るものがあります。

その校務分掌の役割も、公立中学校の時は多く、責任が大きかったです。

ですので、仕事の内容や量も必然的に多くなっていきました。

私立中学校、公立中学校それぞれで行っていた仕事 具体例
私立中学校
  • 授業(国語と道徳)
  • 授業のプリント等の準備
  • テスト作成
  • 教材研究
  • ダイアリーや自主学習ノートのチェック
  • 生徒の勉強の質問を受け付ける
  • 部活やクラスで、生徒と積極的にコミュニケーションをとって、変化にいち早く気づく
  • 担任の先生の手伝い(事務仕事を分担して行う など)
  • 教科の成績をつける
公立中学校
  • 授業(国語と道徳)
  • 授業のプリント等の準備
  • ダイアリーや自主学習ノートのチェック
  • テストづくり
  • 学級に関わる事務全般(学級通信の発行、お便りの回収、家庭訪問や三者面談の実施、不登校の生徒の家庭訪問、成績をつける など)
  • 部活動の技術指導
  • 部活動に関わる事務全般(活動予定表やお知らせづくり、練習試合のセッティング、バスの手配 など)
  • 自分の校務分掌の仕事(PTAの会議への出席、表彰用の賞状の準備、時間割組み、生徒会誌の発行の手配 など)
  • 生徒指導(生徒の問題行動への指導)
  • 初任者研修の資料作り(毎回の研修の記録記入、成果発表の資料づくり など)
  • 校外巡視

 

(基本的に、教材研究は自宅で行うことが多かったです)

ここに書いたのは仕事内容の一部ですが、書き出しただけでも公立中学校の方が仕事内容や仕事量が増えていることが分かります。

要点まとめ

担任、部活動の主顧問、校務分掌をもつと仕事量は必然的に増えてくる。公立中学校の場合は、1年目から担任や主顧問をもつケースが多いので、仕事量が増える傾向にある。

空き時間の量

私立中学校から公立中学校に行ってもう1つ驚いたのは、空き時間の少なさです。

中学校教員の場合、教科担任制なので、授業がないコマが必ずあります。

しかし、公立中学校の時は空き時間が1日に1コマ分しかありませんでした。

教員一人あたりで担当する授業のコマ数が公立中学校の方が多かったのです。

私立中学校の時は、空きコマが1日に3コマほどあったので、最初はそのギャップに慣れるのが大変でした。

まこ
まこ
授業が終わったら、すぐにまた次の教室で授業という生活に慣れたのは6月ころでしたね。

公立中学校の1年目の時には、空き時間がほとんどなくて事務仕事が進まなかったので、放課後に生徒を帰してから、夜遅くまで行うことも多かったです。

研修の量

公立中学校は、正式に採用されると「初任者研修」が定期的にあります。

学校内で行う校内研修と、県のセンターに行ってその年採用された新任教員全体で行う研修の2種類があります。

しかし、私立中学校に勤めているときは、「初任者研修」とよばれる研修がありませんでした。

一般的に私立学校は、講師としてキャリアをスタートさせるので、初任者研修を行うというよりは、先輩の下について直接目で見て学ぶという傾向が強いようです。

生徒指導の量

正直なところ、配属される学校がどのような学校かによっても教員の仕事内容は変わってきます。

私立中学校に配属されたときは、学習面に力を入れたい子どもが集まっていたので、問題行動で生徒を指導するということはほとんどありませんでした。

あるとすれば、友人関係でトラブルがあってもめることくらいでした。

 

しかし、公立中学校に配属されたら全然違いました。

正直、落ち着いている学校とは言えなかったので、問題行動での生徒指導をたくさん経験しました。(授業中に教室を飛び出してしまう、窓ガラスを割ってしまう など)

一時期は毎日のように放課後に生徒指導が続いて、指導している自分自身もつらかったこともありました…

まこ
まこ
同じ中学校といっても、子どもたちの特徴によって業務内容も全く異なるものになることを知りました。
スポンサーリンク

新任教員としては私立と公立のどちらがよかったか

私の場合は、新任教員という同じ条件下では、私立中学校での1年間の方が充実していたと感じました。

先輩教員からいろいろなことを学んだり、教材研究にも時間をかけられたりして、心にゆとりをもちながら勤務できた印象でした。

公立中学校に配属された1年目は、担任と部活動の主顧問をいきなりもち、そのうえ初任者研修もあったので、正直きつかったです。

常に時間と膨大な仕事に追われていたので、心にゆとりがありませんでしたね。

公立学校に新任教員として配属されたら、1年目から他のキャリアのある教員の方と同じ仕事量と仕事のクオリティを求められるので、その点については覚悟が必要ですね。

まこ
まこ
どのように感じるかは個人差があると思いますが、私は公立中学校1年目の時に、私立中学校1年目の環境が恋しくなった時が何度かありましたね。
私立学校1年目と公立学校1年目の特徴まとめ

・私立学校は、1年目の段階では副担任や副顧問などで先輩から学ぶことが多い。
・公立学校は、1年目から担任や顧問をもつケースも多く、仕事量や責任も多くなる。

まとめ

この記事では、新任教員の時の1日を、私立中学校と公立中学校の時に分けて詳しく見ていきました。

同じ新任教員と言っても、私立学校か公立学校か、また配属される学校の様子によっても日々のスケジュールは変わってきます。

よく、「新任教員としての仕事がつらい」という話も耳にしますが、それは学校が変わればまた感じ方も変わることだと思います。

この記事が、新任教員の仕事内容について詳しく知りたい方や、私立学校と公立学校の新任教員の違いについて知りたい方の参考になればうれしいです。

まこ
まこ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。