この記事では、副教科の内申点を上げる方法を元教員が伝授します!
公立中学校と私立中学校での勤務経験あり。中学生と保護者の方向けの役立つ情報をお届けします!
このように、副教科の内申点の上げ方を知りたい中学生・保護者の方は多いでしょう。
実は、副教科の内申点は、定期テストだけを頑張っても上げることはできません。
この記事では、元中学校教員の私が、誰でも実践できる副教科の内申点を上げる方法・コツをご紹介します。
【中学生】副教科の内申点の上げ方4つのポイント
副教科の内申点を上げるためには、定期テスト以外の常日頃の学習への取り組み方が大切です。
実技テスト、提出物、授業態度などの様子が、副教科の内申点を決めるうえで、重要な要素になります。
5教科の内申点は定期テストの点数によって決まる部分が大きいが、副教科の場合は違う。
副教科は、実技テスト、提出物、授業態度の出来も内申点に大きな影響を与える。
副教科の内申点を上げるポイントは以下の4つです!
- 授業内で行われる実技テストにしっかり取り組む
- 提出物を忘れずに提出する
- 授業に積極的に取り組む
- 定期テストで点数をとる
授業内で行われる実技テストにしっかり取り組む
副教科の内申点を決めるうえで、実技テストの出来はかなり重要です。
- 保健体育…水泳のタイム計測、ハードルのタイム計測、マット運動の技の試験など
- 技術…作った作品
- 美術…描いた絵や作った作品
- 音楽…歌や楽器の演奏テスト
実技テストでは、授業で教えたことがきちんとできているかをチェックされます。
速いタイム、クオリティの高い作品などのもともとの「才能」だけで評価するわけではありません。
例え苦手な教科であっても、授業で習ったことをテスト内で発揮できるように、準備をしましょう!
- 体育…授業で習ったフォームやルールに沿って実践できるようにする
- 技術・美術…授業で習った技法を用いて、丁寧に作品作りをする
- 音楽…歌や演奏のテストは途中で止まることがなく、スムーズにできるようになるまで、家で練習を重ねる
提出物を忘れずに提出する
副教科は提出物が期限内に出ているか、内容がしっかり書かれているかも評価の大きなポイントです。
授業内で配られる鑑賞カードや感想プリントは、行数いっぱいまでしっかり埋めましょう。
また、宿題が出る場合には、決められた期限内に必ず提出できるように心がけましょう。
特に美術や技術は、夏休みや冬休みの宿題が、休み明けにきちんと提出できるかを見ています。
休み明けに先生に言われて慌てて作品作りをすることのないように、計画的に進めることをおすすめします。
授業に積極的に取り組む
授業に積極的に参加することも副教科の内申点を上げるポイントです。
当たり前ですが、「先生の話をしっかり聞く」「活動や作品作りには真面目に取り組む」などは徹底しましょう!
たとえ上手にできなくても、授業に前向きに取り組む姿勢は「関心・意欲・態度」の面で高評価になります。
定期テストで点数をとる
定期テストでしっかり点数をとることも、内申点をアップさせるためには重要です。
いくら授業態度・実技テスト・提出物がよくても、定期テストで点数が悪ければ、「5」の評価をあげることは難しくなります。
定期テストでは、5教科だけではなく、副教科の勉強も同じくらい力を入れて取り組みましょう。
なぜ副教科の内申点は重要なの?
高校受験でも使われる内申点は、9教科の評定(通知表の1~5の成績)の平均であらわされます。
つまり、5教科の評定が5だとしても、副教科の評定が悪ければ、よい内申点をとることは難しくなるのです。
そして、内申点は3年間の評定を平均したもので決まるため、1年生のころから副教科を含めた9教科の勉強をしっかり行うことが大切です!
副教科の定期テストの勉強法
このように悩んでいる中学生も多いのではないでしょうか?
副教科の定期テストの勉強法は以下のとおりです。
- テスト範囲のワークを最低2回は解く
- 授業プリントやワークシートで、先生が詳しく説明していたポイントを確認する
- (問題演習が足りなければ)市販の問題集をつかって、テスト範囲の問題を解く
副教科のテスト勉強では、とにかくワークを繰り返し解いて、重要語句を確実に暗記することがポイントです。
「どの語句が重要かわからない」という人は、授業プリントで先生が詳しく説明していた語句を徹底的に覚えるとよいでしょう。
また、学校の問題集だけでは演習量が足りない場合には、市販の問題集を使って演習量を増やすのも効果的です!
副教科の市販の問題集は、1冊に3年分の問題が入っています。
1冊持っておくと「もう少し演習しておきたい」「テストに出そうな問題を解きたい」と思ったときに便利ですよ!
中学生の5教科の内申点を上げる方法は?
中学生の5教科の内申点を上げるためには、定期テストの点数をとることが一番大切です。
なぜなら、5教科の評定(1~5であらわされる成績)は、テストの点数をベースに決めていくからです。
もちろん授業態度や提出物なども評価の対象ですが、まずは定期テストで点数が取れるように準備を進めていきましょう!
5教科の内申点の決め方や定期テストの勉強法についての詳細は、以下の記事をご覧ください。
まとめ
この記事では、中学生の副教科の内申点の上げ方について解説しました!
副教科の内申点は、定期テストだけで決まるわけではない。
実技テスト、提出物、授業態度などがしっかりできているかが重要!
副教科は、普段の授業への取り組みが成績へ大きく反映されます。
実技テストでも「授業内で教えたことがしっかりできているか」をチェックされますので、習ったことを実践できるように、できる限りで準備をしましょう!