この記事は
など、中学生の通信教育が続かない理由と続けるためのコツを知りたい方に向けた記事になります!
通信教育が続かない理由は?
最近の通信教育は、AIタブレットや映像授業などを導入して、子供が深く理解して楽しく学べるような工夫がされています。
しかし、教材の使い方やお子さまとの相性によっては、継続するのが難しくなる場合があります。
考えられる理由は以下のとおりです。
- 強制力がない
- 教材が合っていない
- 使い方がわからない
- 宿題や学校の課題で手一杯になっている
強制力がない
通信教育の最大のデメリットは、自分のペースで勉強できる反面、強制力がない点です。
例えば塾は、決まった曜日の決まった時間に通わなければならず、強制的に勉強せざるを得ない環境になります。
塾の宿題が終わらないと次の授業に差し支えるとなると、多くの人は頑張って準備しますよね。
お子さまによって、通信教育が向いているタイプの子と塾が向いているタイプの子かは変わってきます。
もしも、自分のペースで勉強するのが合わないかも…と思われた方は、塾を検討してみてもいいかもしれませんね。
通信教育と塾の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
教材が合っていない
通信教育選びで最も重要なのは、学習の目的と難易度があった教材を選ぶことです。
例えば定期テストで点数を上げたい場合には、定期テスト対策に力を入れている教材で、お子さまの学力と合ったものを選ぶ必要があります。
通信教育は学習の目的や難易度が教材ごとに微妙に異なり、それぞれに特色があります。
教材の特色がお子様にマッチしているか、今一度確認してみましょう。
合わない教材を選んでしまっている例
- 学習習慣をつけることが目的なのに、問題難易度の高めの教材で勉強している
- 自分で勉強を進めることが苦手なのに、テキスト教材のみで勉強している
(タブレットコースがある教材を選べば、AI機能で自分に合う問題や勉強計画を自動で出してくれる) - 自分だけで勉強するのが不安だったのに、添削やサポートが手薄な教材を選んでしまっている
おすすめの通信教育の特色を詳しく知りたい方は、ぜひ合わせてご覧ください。
使い方がわからない
最近の通信教育には、様々な便利機能がついていますよね。
しかし、すべての機能をしっかり使いこなせるかは、学習するご家庭にかかっています。
機能がうまく使いこなせていなかったり、使い方がわかっていなかったりしている可能性も考えられます。
中学生になると親がどこまで子供の勉強に介入すべきか、迷っている方は多いかもしれませんが、通信教育の基本的な使い方や進捗状況の確認は、適宜親がしてあげる必要があります。
お子様が通信教育をきちんと使いこなせているか、親子で確認してみてください。
宿題や学校の課題で手一杯になっている
教員をしているときによく目にしたのが
宿題や課題が出せていない・取り組みが十分ではないお子さまの保護者の方が、成績を心配するあまり別に教材を買ったり、塾に入れたりするケース。
すでに学校の課題で手一杯になっている段階で、あえて教材を増やすことは、子供にとってかえって逆効果になります。
また、部活動やほかの習い事との両立ができておらず、通信教育まで手が回っていない可能性もあります。
学校の課題がきちんとできているか、教材の量は適切なのか、今一度確認してみてください。
通信教育を続けるコツは?
通信教育は自分のペースで自由に学習できる反面、続けるためにはいくつかコツが必要です。
- 目的や難易度があった教材を選ぶ
- 勉強の時間を固定する
- 少しでいいから勉強する
- すべてを完璧にやろうと思わない
- 定期テストで結果を出せるようまずは頑張ってみる
目的や難易度に合った教材を選ぶ
通信教育は流行や口コミを参考にしたものが、必ずしもいいとは限りません。
最も大事なのは、勉強する本人に合った学習の目的と難易度の教材を選ぶことです。
通信教育が続かないとお悩みの場合は、まずは本人に合ったものか確認をしてみましょう。
- 紙教材からタブレット教材に変更する(本人に合った問題が自動で出て、採点も簡単)
- 添削や質問ができるサポートが手厚い教材に変える
- 教材の難易度を変更する
勉強の時間を固定する
通信教育の弱点を補うために、まずは勉強時間を固定するのがおすすめです。
自由にいつでも勉強できるとなると、どんな人でもやる気を出すのは大変です。
食事前の1時間や、朝起きた後の30分など、毎日決まった時間に勉強する習慣をつけてしまいましょう。
時間を固定することで、何も考えずとりあえず勉強に取りかかるシステムをつくってしまいましょう!
少しでいいから勉強する
勉強するとき、最も難易度が高いのが「始める段階」です。
何かを始めるときに重い腰が上がらない…という経験は誰しもしたことがあるでしょう。
ですが、最初の始める段階さえ突破してしまえば、案外「もう少し勉強してみようかな」とエンジンがかかるものです。
長く勉強するつもりでなくていいので、まずは1問、問題を解いてみましょう。
すべてを完璧にやろうと思わない
通信教育によっては、毎月たくさんの教材が届くものもあるでしょう。
しかし、全部完璧にこなそうと思うと、高い確率で続かなくなります。
一度に勉強する量が増えれば増えるほど、やる気を出すまでに大きなパワーが必要になってしまうからです。
まずはメインとなる教材に取り組み、余力があれば補助教材や苦手対策などを行いましょう!
すべての教材に手をつけることではなく、少ない勉強量でもいいから継続することに意識を向けるのがおすすめです。
定期テストで結果を出せるようまずは頑張ってみる
勉強にやる気を出すためには、テストで結果を出すことも大切です。
勉強しても勉強しても結果が出ないと、どんなに勉強環境やスケジュールを整えても、継続て勉強しようという気にはならないからです。
教材の内容や勉強環境を見直し終わったら、とりあえず定期テストで結果を出すことを目標に、まずは勉強時間を確保してみましょう。
一度結果を出すと、「結果が出るのが楽しいからまた勉強する」のループに入っていきます。
「定期テストで結果が出るまで頑張って続けてみる」というつもりで、少し気合を入れて勉強時間を確保してみてください。
まとめ
この記事では、通信教育が続かないときの理由と継続のコツを解説しました!
通信教育は、教材や使い方が自分に合っているか、勉強環境を整えられるかによって充実度が変わってきます。
どうしても合わない場合は自分で問題集を解いたり、塾に入ったりという選択もありですが、通信教育の取り組み方を見直することが有効な場合もあります。
ぜひ一度、お子さまと勉強の仕方について話し合ってみてください!