この記事では、「勉強ができない」と悩む中学生やその保護者の方に向けて解決策をまとめていきます。
中学校に入って学習内容がより難しくなり、「勉強ができない」と悩む子は多いと思います。
しかし、具体的な解決策として何をやったらいいのかわからないという人もたくさんいるのではないでしょうか。
実際に私は中学校教員として勉強ができない生徒とも接してきましたが、解決策としては「まずは小テストの勉強に集中する」が一番有効ではないかと考えています。
その理由を詳しく解説していきます!
勉強ができない中学生がまずは小テストに集中するべき3つの理由
勉強ができないと、つい焦っていろいろなことに手を出してしまいがちです。
私はまずは小テストの勉強だけに集中することが、成績アップにつながっていくと考えています。
理由は以下の3つです。
- 小テストの勉強が定期テストの勉強にもなるから
- 勉強範囲がせまいので点数がとりやすいから
- 勉強する量が多すぎず、やるべきことも明確だから
まずは小テストのみに集中することでさまざまな問題が解決していきますよ!
小テストは、各教科ごとに単元の学習の定着度を見るために実施します。
例としては単元テスト、漢字テスト、英単語テストなどがあげられます。
小テストの勉強が定期テストの勉強にもなるから
中学校の定期テストは、教科書・問題集・小テストの内容を中心につくられています。
つまり、小テストを勉強すると定期テストの点数がアップする可能性も上がってくるわけなのです。
まさに一石二鳥!
小テストを頑張ったことによって定期テストでも点数が取れれば、成績も上がります。
成績が上がれば勉強にやる気も出ますよね。
勉強範囲がせまいので点数がとりやすいから
小テストは範囲がせまく、問題集や授業プリントを何度も繰り返せば誰でも満点に近い点数が取れます。
どれだけ勉強が苦手な子でも、勉強しただけ結果がついてくるのが小テストです。
基本的に暗記と繰り返しの問題演習をすれば点数がとれます。
努力がすぐに結果に直結するので勉強していても楽しいですよね。
勉強する量が多すぎず、やるべきことも明確だから
勉強ができないと悩んでいる子に話を聞くと、
- 勉強するところが多すぎてどこから手をつければいいのかわからない…
という意見が共通して出てきました。
つまり勉強ができない子が勉強を進めていくためには、勉強するところを絞ってやるべきところを明確にすることが何よりも大切なんです。
小テストの勉強ならば「問題集〇ページの漢字を全部覚える」「教科書〇ページの問題を解けるようにする」というように、やるべきことがシンプルです。
勉強する範囲がわかりやすく、少し頑張ればできる量なので、小テストの勉強は続けやすいと思いますよ!
勉強は範囲が多く、やるべきことが増えるごとに取り組みにくくなる。
少し頑張ればできる目標を作ることで取り組みやすくすることが何よりも大切!
勉強が苦手な中学生に親がとってはいけないNG行動は!?
ここからは勉強ができないと悩むお子さまの保護者の方が、絶対にとってはいけないNG行動をご紹介します。
それは
勉強することをたくさん用意する
ことです。
例えば
- 問題集をたくさん買う
- 勉強計画を綿密に立てる
などがあります。
親としてはついやるべきことをできるだけたくさん提示してあげたくなるのですが…
勉強ができない子にとってはかえって逆効果になる可能性が高いです。
やるべきことが増えれば、それだけ分からないところが増えます。
分からない内容が増えれば増えるほど勉強に対して苦手意識が生まれ、積極的に勉強するのが難しくなるのです。
保護者の方に一番やってほしいのは、
お子さまが少し努力すればできる課題を用意してあげることです。
何を提示してあげるべきか迷う場合には、「まずは小テストの勉強だけ頑張ってごらん」と言ってあげるので十分だと思いますよ。
とにかく、やるべきことを絞って明確に教えてあげることが大切です。
いろいろやるなら、まずは小テストの勉強を完璧にしよう
中学校に入って「勉強ができない!」と悩むと、何をしたらいいのか迷うと思います。
勉強法や問題集など、いろいろな手段が目に入るでしょう。
しかし勉強が苦手な子にとっては
- やるべきことを明確に絞る
- 少し努力すればできる目標を用意する
この2点がとても重要です。
小テストの勉強を頑張ることは、勉強が苦手な子にとって一番身近で取り組みやすい目標です。
悩んでいる人はぜひ取り入れてみてくださいね。
「楽しみながら勉強したい」「自分のペースで勉強したい」「勉強するべきところを教えてほしい」という人には、タブレットの通信教育の利用もおすすめです。
詳しく知りたい方はぜひ以下の記事もご覧くださいね。