この記事では、中学生が定期テストで点数が取れない理由と対処法について解説していきます。
私は教員時代、定期テストで点数が取れずに悩んでいる生徒にたくさん出会いました。
このように、「ちゃんと勉強しているはずなのに点数が取れない」という悩みを抱えている生徒が多かったんですね。
しかし、もう一度よく考えてみてほしいのです。
「テストで点数が取れるようなポイントをおさえて、本当に勉強できていますか?」ということを。
私が見てきたところ、勉強を頑張っているはずなのに点数が取れずに悩んでいる生徒たちには、2つの共通した原因がありました。
今回は、中学生が定期テストで点数が取れない2つの理由について詳しく解説していこうと思います!
中学生が定期テストで点数を取れないときの理由
定期テストで点数が取れない理由は、実はとてもシンプルです。
- 覚えるべき語句をしっかり覚えていない
- ワークを繰り返し解いていない
中学生の定期テストというのは、基本的に教科書やワークを中心に出題されます。
ですので、
定期テストで点数が取れない=教科書やワークを解く回数が圧倒的に足りないということなんですね。
定期テストは覚えるべきことを完璧に覚えて、教科書やワークに載っているような問題が確実にできるようになれば必ず点数が取れます!
理由①覚えるべき語句をしっかり覚えていない
中学生の定期テストって実は思考力を試される問題よりも圧倒的に暗記の問題が多いんです。
そもそも覚えていないと解けない問題が多いということですね。
定期テストで点数が取れない場合には、語句の暗記が足りていない可能性があります。
- 漢字
- 慣用句
- 英単語
- 英語の構文
- 社会科の語句(人物名や年代など)
- 理科の語句
- 数学の公式
- 実技教科の語句
などなど、覚えるべき語句って実はたくさんあります。
定期テストで点数が取れていない場合には、まずは自分が暗記するべき語句をしっかり覚えられているかチェックしてみてください!
暗記が不足している教科や分野が見つかったら、後はもう徹底的に暗記するのみです。
何回も書いたり読んだりして徹底的に覚えていくしかないですね。
理由②ワークを繰り返し解いていない
みなさんは、定期テスト対策でワークを何回解いていますか?
定期テストで点数が取れずに悩んでいる子を見ると
- テスト範囲のワークを一周もできていない(わからない問題が多くて)
- 一回は解いた
というように、ワークを繰り返し解く学習が足りていない場合が多いです。
テスト範囲のワークは最低でも2回、間違えた問題ができるようになるまで徹底して解くことをおすすめします。
また、先生によっては授業中に配布したプリントやワーク以外で授業で使っている副教材(国語の文法ドリルなど)からも出題する場合があります。
より高得点を狙いたい場合にはワークを繰り返し解いたあとに、プリントや副教材も復習しなおしておくと安心です!
中学生が定期テストで点数をとるには
中学生が定期テストで点数をとれるようにするには、「点数が取れない理由」の反対のことをすればOK!
つまり
- 覚えるべき語句をしっかり覚える
- ワークを繰り返し解き、間違えた問題を徹底的に復習する
以上の2点さえ気をつければ確実に点数アップにつながります!
究極のところ、「語句やワークの問題は何が出ても大丈夫」という状態にすれば
定期テストではいい点数が必ずとれる!
語句の覚え方
覚えるべき語句には以下のようなものがあります。
- 漢字
- 慣用句
- 英単語
- 英語の構文
- 社会科の語句(人物名や年代など)
- 理科の語句
- 数学の公式実技教科の語句
「覚えるべき語句をしっかり覚える」と一言で言っても、方法は様々です。
- 書く
- 声に出して読む
- 家のよくいる場所に紙に書いて貼る
- 学校の単語テストのやり直しをする
どのような方法でもいいので、覚えるまで何回も何回も勉強してみてください。
暗記に近道はない。どんな方法でも、何回も何回も繰り返し覚える作業をすることが大切。
しかし、語句のような暗記ものは、覚えていないと解けないんですよね。ですので、しっかりと定着させておくことをおすすめします。
ワークの解き方
定期テストはワークからの出題が多いので、ワークを繰り返し解くことが点数アップのカギになります。
ワークを繰り返し解くときには、できない問題を何度も解くことがポイントです!
私が推奨するワークの解き方はこちら
- テスト範囲の問題を一度全部解く
- できなかった問題はしるしをつけておく
- できなかった問題をもう一度解く
- さらにできなかった問題を解きなおす
- 余裕があればもう一度テスト範囲全部の問題を解きなおす
私が見ていたところ、「点数が取れない」「定期テストができない」と悩んでいる生徒は
①を突破するのも大変苦労している印象でした。
ワークの問題も一通り解き終わらない場合には、テスト勉強に着手するのを早め早めにしてみましょう。
できない問題を中心にやり直しが何回かできれば、確実に本番でも点数がついてくるようになりますよ。
ワークは一回解いて終わりではなく、間違えた問題を中心に何回も解こう
勉強が苦手・やる気がでない・何度も解く学習が自分では難しい子におすすめの方法
ここまでで、定期テストの点数アップには
- 覚えるべき語句をしっかり覚える
- ワークを繰り返し解き、間違えた問題を徹底的に復習する
この2点さえできれば大丈夫というお話をしてきました。
しかし、このように思った方はいませんか?
おっしゃる通りです。(笑)
定期テストで点数を取る方法は極めて明確なのですが、実際にそれを実践するのってとても難しいことなんですよね。
では、なぜ自分では繰り返しの学習をするのが難しいのか。
簡単です。自分でやると楽しくないし飽きてしまうからです。
教員をやっているときによく目にしたのが、
「教科書とワークをにらめっこ」の勉強だけを行って
結局勉強も楽しくならないし点数も伸びないというパターンです。
ですので私は
- 勉強しているはずなんだけど点数が伸びない
- 勉強が苦手
- やる気が出ない
このような子たちほど、楽しく学習することに軸を置いて勉強するとよいと思っています。
勉強を楽しく学習する手段として
- クイズ形式で問題を解く
- タブレット学習で苦手な問題を解く
という2点を私はおすすめします!
クイズ形式で問題を解く
語句の暗記や一問一答の問題は、紙と鉛筆を使ってだけではなくて、クイズ形式で覚えるのも効果的です。
ぜひ保護者の方が問題を出して、お子様が答えるという学習を取り入れてみてください。
このような感じにです。
特に、社会の語句や理科の語句の暗記にはクイズ形式で解くのが効果的ですよ。
保護者の方でなくても、友人同士で勉強仲間をつくり、クイズを出し合ってもよいでしょう。
タブレット学習で苦手な問題を解く
最近よくCMなどで目にする機会も増えたタブレット型学習。
私はこのタブレット型学習、
「苦手な問題を繰り返し解く」「勉強にやる気を出す」という面においては、とても優秀だと考えています。
最近のタブレット学習は、定期テストの範囲を入力すると自動的に勉強の順番を教えてくれるものもあります。
また間違えた問題を繰り返し出題したり、これまでの学習の定着度をすべて記録して不足している部分の問題を出題してくれる機能もあります。
というお子様がいっらっしゃる場合には、一度タブレット学習も視野に入れてみることをおすすめします。
タブレット学習に関する詳しいことはこちらの記事にまとめてありますで、興味のある方はぜひご覧ください。
まとめ
この記事では、定期テストで点数が取れない理由を対処法について解説してきました。
- 覚えるべき語句をしっかり覚えていない
- ワークを繰り返し解いていない
定期テストは、学校の教材を何回も解いて自分のものにすれば確実に点数が取れます。
単語の覚え方やワークの解き方等も載せましたので、参考になりますとうれしいです。
また、勉強は「楽しい」「できた」と感じなければやる気も出ませんし、続きません。
普通にワークを何度も解く学習が苦痛で続かない場合には、クイズ形式で問題を解いたり、タブレット学習を検討したりと「楽しみながらできる学習」も考えても良いと思います。
成績に関するお悩みがある中学生・保護者の方は、こちらの記事もぜひご覧ください!