教員採用試験

【教員採用試験に不合格】講師をするメリット・デメリット

【教員採用試験に不合格】講師をするメリット・デメリット

この記事では、教員採用試験に不合格になった後、講師になることのメリット・デメリットを解説していきます。

教員採用試験に不合格になった後って、その後の進路にとても迷いますよね。

講師になるのか、塾などでアルバイトをするのか、大学院に進学するのか…

いろいろな選択があると思いますが、教員採用試験の不合格の後の選択で一般的なのが講師になることです。

しかし

みんな講師になってるけど、講師になって何かメリットあるの?
講師になったら勉強との両立が難しいって聞くけど本当?

など、講師になることのメリット・デメリットについて気になる方も多いと思います。

ここからは、教員採用試験の不合格後に私立中学校の講師をした私の経験も踏まえながら、講師のメリット・デメリットについてお伝えしていきます。

まこ
まこ
ぜひ気になる方は参考にしてください。

講師をするメリット

講師をするメリット

教員採用試験に不合格になった後に講師をすることのメリットは、正直言って一つしかないと思っています。

  • 現場での経験が積める

この一択に限ります。

現場での経験が積める

講師経験をすると、自然と教育現場での様々なノウハウが身に付きます。

「経験を得られる」ということは、教員採用試験に再チャレンジしたい方にとっては最大のメリットになります。

自分で経験し学んだことに勝る考えやオリジナリティは、参考書からは得られないからです。

講師経験を積むことで、面接や論作文などの現場での自分の経験を盛り込み、オリジナリティあふれる考えを用意することができます。

もちろん、現場を経験してなくても教員採用試験に再チャレンジして合格する方もいますが、講師経験を積んでいた方が現場のイメージがつかみやすいので、仕事をしながら教員採用試験対策をしたい方には特におすすめです。

また、公立学校ではなく私立学校で講師をするという選択肢もあります。

私立学校での講師について詳しく解説した記事もあるので、気になる方はぜひご覧ください。

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講師をするデメリット

講師をするデメリット

反対に、講師をすることのデメリットは次の通りです。

  • 教員採用試験の勉強時間が少なくなる
  • 「絶対に合格する」という意志が薄れてしまう可能性がある

教員採用試験の勉強時間が少なくなる

講師として働きながら教員採用試験対策をするのは予想以上に大変なことです。

例えば常勤講師で朝から夜まで仕事をするとなると、教員採用試験に向けた勉強時間の確保が厳しくなります。

特に、一次試験の筆記試験の勉強をしなければならない方は、常勤講師をしてしまうと本当に勉強する時間がありません。

常勤講師の場合には正規の教員の人と同じ勤務内容ですし、担任や部活の顧問をもつ可能性もあります。

まこ
まこ
教員採用試験対策に力を入れたい方で講師をするという方は、なるべく非常勤講師での勤務をおすすめしますね。

「絶対に合格する」という意志が薄れてしまう可能性がある

講師で現場を経験すると、正規の教員と同じ勤務内容をこなします。

子どもたちから見ればみんな「先生」なので、講師であっても関係なく正規の先生と同じように接してきます。

現場の先生も、正規の先生・講師の先生などと区別をしないで対等に見てくれるので、講師でありながらすでに現場の一員として成り立ってしまうんです。

このような環境にいると

まあこのままでも教員としての仕事もできているし、やりがいも感じるしいいか

という気になってしまう可能性は、おおいに考えられます。

 現場の激務と現状への満足感から試験へ全身全霊をかけられない

→準備不足のまま試験に臨む

→再び試験に落ちる

→また多忙な現場で働き、教員としての満足感も得られるので準備不足のまま試験に臨む

→再び試験に落ちる

このような負のスパイラルに陥ってしまう可能性があるのです。

講師をする場合には講師経験を教員採用試験対策に生かし、絶対に試験に合格するという強い意志をもつ必要があります。

講師として現場に出たことによって、勉強時間が確保できなかったり、勉強のモチベーションが保てなかったりする場合がある。

きちんと試験対策できないまま教員採用試験の受験を繰り替えす負のスパイラルに陥る危険性があるので要注意。

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講師をするのをおすすめする人の特徴

講師として働きながら教員採用試験に再チャレンジするのはとても大変なことです。

ですので、講師は「絶対に教員の道に進みたい」という確固たる意志がある方が選択した方がいいかと思います。

講師をするのをおすすめする人

・次の教員採用試験で絶対に教員採用試験に合格するという固い決意がある人
・教員として一日も早く現場に出て経験を積みたい人

もしも

  • 「教員になりたいのか迷いが生じている」
  • 「仕事と勉強を両立させる自信がない」

という方は、講師になったとしても勉強時間を奪われた気持ちになってしまったり、自分が講師として働く意味を見い出せなかったりする可能性があります。

講師になる以外にも不合格後の進路はいくつかあるので、自分の思いとよく相談しながら決めていくことをおすすめします!

まこ
まこ
講師は、教員になるという意志が固まっている人が次へのステップになるような経験を積める場だと思います。

自分の考えている将来のビジョンやこれからの進路によって講師が適しているかは変わってくると思いますので、自分自身とよく向き合って判断することをおすすめします。

 

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まとめ

今回は、教員採用試験に不合格になった後、講師になることのメリットやデメリットについてご紹介しました。

私も実際に私立中学校で教員採用試験の勉強をしながら常勤講師をした経験がありますが、勉強とはじめての仕事の両立は本当に大変でした…

しかしその当時は「絶対に次の教員採用試験で合格する!合格できなかったら教員になるのはやめる」と心に決めて背水の陣で挑んでいたので、試験への必死さはかなりのものでした。

ですので、もし今回の記事を読んで講師をするのが不安という方でも、「自分が講師をなぜするのか」「教員採用試験に絶対に合格するんだ」という確固たる意志を持っていれば、経験は決して無駄にならないと思います。

ぜひ、講師で学んだことを生かして教員採用試験で合格をつかみとってくださいね。

まこ
まこ
最後までお読みいただきありがとうござました。