教員採用試験を受験した方も、これから受験する方も、「不安」を抱える場面は多いと思います。
このように不安になる気持ち、痛いほどわかります!
この記事では、教員採用試験で合格も不合格も経験した私が、不安への対処法についてお話していきます。
- 大学時代はいわゆる「意識高い系」。教員採用試験一発合格に向けて、塾のアルバイト・ボランティア活動に励む。
- 自信満々に受けた教員採用試験でまさかの不合格
- 一緒に受けた大学の友人はほぼ合格&倍率も低かったことが判明。不合格のショックにさらに追い打ちをかける。人生一レベルの挫折。
- 自信を完全に失い、数週間家にこもる
- 私立中学校での常勤講師勤務を決意。
- 私立中学校で働きながら、翌年の教員採用試験を受験。無事合格!
こんな感じの流れです。
教員採用試験で合格も不合格も経験しましたので、不安もたくさん味わいました。
そんな私が思う教員採用試験の不安対策としてやっておくとよいことをご紹介しますね!
教員採用試験の勉強中の不安対策
教員採用試験を受ける前の勉強中期間は、不安を感じやすいと思います。
- 自分の勉強法は合っているのか
- うまくいかなかったらどうしよう…
- 周りのほうが順調に勉強しているように見える
などなど…
試験前の不安を和らげる対策は以下のとおりです。
- 勉強は自治体の問題に合わせることを意識する
- 勉強の成果を目に見える形で残す
- 倍率は気にしない
勉強は自治体の問題に合わせることを意識する
試験対策として、全国どこの自治体でも対応できるような問題集で勉強することもあるでしょう。
万人に対応できるような問題集を問いていると、自分の自治体の問題と違う問題や難易度が高い問題ってありませんか?
自分の自治体の問題とタイプ違うものを見ると、つい
- このくらいのレベルでも解けるようにしておかなきゃ…
- まだ勉強が足りてないのかな…
- 分からない問題が多い!どうしよう…
と不安になってしまいますよね。
しかし、心配しなくて大丈夫です!
教員採用試験は自分の自治体の問題に合わせてどれだけ対策できたかが合格を左右します。
ですので、自分の自治体の問題の形式と違う問題に必要以上に振り回される必要はありません。
勉強の成果を目に見える形で残す
教員採用試験本番にいざ立ってみてわかったのですが、どれだけ完璧に勉強をしたつもりでも正直不安はぬぐいきれません。
しかし、勉強の成果を目に見える形で残しておくと、「これだけやったんだから大丈夫」と安心感をもたらす材料になってくれます。
目に見える形で勉強の成果を残す例
- スケジュール帳に勉強したことや時間などをつけておく(自信のもてる模試の結果を記録しておくのもよい)
- 問題集は1冊をとことん極める
- 試験中にぱっと振り返れる重要事項をまとめたノートを作る
自分が試験中に見て自信の持てるものを持参することをおすすめしますね!
倍率は気にしない
教員採用試験の倍率はあくまで目安程度にしておきましょう。
倍率を見ると不安になったり逆に余裕をもったりと、気持ちに揺れが生じます。
しかし例え倍率が高くても受かるときは受かりますし、反対に倍率が低くても落ちるときは落ちます。
倍率に一喜一憂することなく、目の前の試験勉強のみに集中できるようにしましょう。
教員採用試験の結果待ちのときの不安対策
教員採用試験の結果が出るまでの期間って、結構長いですよね。
- 不合格になったらどうしよう…
- うまくいかなかったかもしれない
- どれくらいできてたら合格できるんだろう…
などなど、さまざまな気持ちを抱えながら過ごす人も多いのではないでしょうか。
教員採用試験が終わって結果待ちのときの鉄則は
です!
具体的な不安を和らげる対策は以下のとおりです。
- 試験に関するものは見ない
- とにかく忙しくする
- 自分の考える「最悪の状態」をあえてシュミレーションしておく
試験に関するものは見ない
教員採用試験が終わったら、合格発表までは試験に関連するものは見ないようにしましょう!
一度見始めると「あそこが良くなかったかな…」「大丈夫だったかな…」と、どんどん不安になってしまいます。
結果待ちの間の時間を、「自分は大丈夫だ」と言い聞かせるための謎の確認作業の時間に費やすことになってしまうんですよね。
ですので試験に関するものは一切見ずに、思い出す隙を与えないことをおすすめします。
とにかく忙しくする
教員採用試験のことを極力考えないようにするためには、とにかく忙しくしてしまいましょう。
忙しくすると目の前のことに必死になるので、ネガティブなことを考える暇もなくなります。
バイトでも遊びでも仕事でもよいので、何かにとことん打ち込みましょう。
自分の考える「最悪の状態」をあえてシュミレーションしておく
終わった試験のことは考える必要はありませんが、この先のことについては少し考えを巡らせておくことをおすすめします。
特に、自分の考える「最悪の状態」を一度シュミレーションしておくことは大切です。
最悪の状況をシュミレーションしてみると、「案外実際に起こったとしても対処できることだ」と冷静に考えられるようになるんですよね。
必要以上に不安に駆られるのを防ぐことができます。
2回目の試験の時は、もし今回も合格できなかった場合の次の行動シュミレーションをしていたので、「不合格でも〇〇しよう」と余裕をもって結果を待つことができました。
教員採用試験の面接試験への不安対策
よく教員採用試験は「人物試験重視」などとも言われています。
そのせいもあって、「面接失敗したらどうしよう…」と不安を感じる方は多いでしょう。
実際に合格も不合格も経験して私が感じたのは、面接試験では話す内容よりも話し方の方が何倍も重要だということです。
あれもこれも気をつけようと思ってかえって緊張してしまう人は
面接試験では「ゆっくり・はっきり・堂々と話す」これだけを意識するのでも十分だとお伝えしたいです。
面接で好印象になるポイントを的確におさえて、本番に挑むようにしましょう!
面接試験のポイントについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
「教員採用試験に不合格になったら…」という不安は抱える必要はない
多くの人の不安の根源には、「失敗したらどうしよう」「不合格になったらどうしよう」という思いがあるでしょう。
実際に教員採用試験に不合格になったことのある私としては、不合格への不安は感じる必要はないと考えています。
もし不合格になったとしても講師としていくらでも働ける見込みがありますし、いざとなれば教員以外の仕事も探せるからです。
正直言って現場は教員不足なので、講師の先生は常に募集してますしね。
教員免許を活かしたければ 塾講師や家庭教師として働くこともできます。
結果待ちのときはどうしても視野が狭まりやすく、「これがダメだったら…」と深刻に考えてしまいがちです。
しかし視野を広げてみればできる仕事はたくさんあるので、あまり考えすぎないでくださいね。
もし教員以外の職に就きたくなったとしても、講師として社会人経験を積みながらチャレンジできます。
とにかく、「不合格になった!働けない!」みたいに考える必要は全くないですよと声を大にして言いたいですね。
教員採用試験不合格後の具体的な行動について解説した記事もあります。万が一不合格になった場合の進路について考えたい方は、ぜひ見てみてくださいね!
まとめ
この記事では、教員採用試験の不安への対策についてお話ししました。
- 勉強は自治体の問題に合わせることを意識する
- 勉強の成果を目に見える形で残す
- 倍率は気にしない
- 試験に関するものは見ない
- とにかく忙しくする
- 自分の考える「最悪の状態」をあえてシュミレーションしておく
このブログでは教員採用試験の合格のポイントをおさえた勉強法などもご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。