この記事では、高校受験勉強を始めるとき、何からすればよいのかを学年別にご紹介します。
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このように、高校受験勉強で何をすればよいのか迷う人って多いと思います。
わかります。「受験勉強」と一言で言っても何をするべきか、最初の一歩目が踏み出せませんよね。
この記事では、学年別に「受験勉強はまずここから始めてみよう」という3ステップをご紹介していきます。
高校受験勉強っていつから始めるべき?
高校受験の勉強法を説明する前に確認しておきたいのが、高校受験勉強をいつから始めるか?という問題です。
結論を先に言うと、中学校に入ってからすぐに始めて大丈夫です。
というか、「よし!高校受験勉強しよう!」と気持ちが向くのであれば、中学校のなるべく早い段階から始めることをおすすめします!
理由は以下の3つです。
- 中1、中2の学習内容も受験につながるから
- 数学と英語は積み上げ式の教科。前の単元が一つでもわからなくなると後がすべてわからなくなるから
- 基礎固めに意外と時間がかかるから
中1中2で基礎がしっかりと固まっていれば、それだけ早く中3で受験を意識した実践問題演習に入ることができます。
逆に基礎ができていないと、中1中2の復習で時間がとられてしまって、なかなか受験を意識した実践的な問題まで進むことができません。
高校受験勉強をするときは、中1と中3で同じ勉強をする必要はありません。
それぞれの学年ごとに必要な受験勉強がありますので、一緒に確認していきましょう。
高校受験勉強って何すればいい?迷っている人はまずここから!【学年別に解説】
高校受験に向けた勉強は中1から始めることができますが、それぞれの学年によって必要な勉強は変わってきます。
それぞれの学年で何から勉強を始めればよいのか、3ステップでご紹介していきます。
中学1年生の高校受験勉強の始め方3ステップ
中学1年生は、基礎基本の定着と英語・数学の確実な理解が大切です。
中1の高校受験勉強3ステップ
- 学校の宿題を確実に行う
- 定期テスト勉強に全力で取り組む
- 英語と数学の復習をする
①学校の宿題を確実に行う
中学1年生は、まずは学校生活に慣れて、出された宿題を確実に行うことが受験勉強につながります。
勉強の遅れや苦手が増えてきたサインは、
- 宿題が出せなくなる
- 宿題に集中して取り組めなくなる
といったように、宿題を確実にこなせなくなることから始まります。
②定期テスト勉強に全力で取り組む
宿題に確実に取り組めたら、次は定期テストの勉強に力を入れてみましょう。
定期テストの内容を確実に頭に入れていくことで、受験生になったときにわざわざ基礎から復習しなおす時間が少なくて済むからです。
定期テストの基本的な勉強法は以下の記事でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
③英語と数学の復習をする
中学1年生のうちは、5教科すべてに勉強の力を注ぐ必要はありません。
中学1年生は英語と数学の攻略に力を入れてください。
なぜなら英語と数学は積み上げ式の教科で、中学1年生の段階でつまずくとそのあともずっとわからなくなってしまうからです。
英語と数学の学習内容でわからない部分を作らないようにすることで、中2・中3・受験期と学習内容が積みあがっていくようになります。
中学2年生の高校受験勉強の始め方3ステップ
中学2年生は、基礎力の定着とともに、広い範囲の中からどんな問題が出ても解ける実践力を磨くことが大切です。
中1の高校受験勉強3ステップ
- 定期テスト勉強を確実に行う
- 実力テストの勉強を行う
- 実力テストの直しを丁寧に行う
①定期テスト勉強を確実に行う
中学2年生は「中だるみの時期」とも言われますよね。
中学校生活にも慣れ、部活動でも主力になって勉強以外も忙しくなる時期です。
この時に定期テストの勉強にしっかり取り組むのか否かで、中3になってからの受験勉強のやりやすさが変わってきます。
中学1年生の時と同じように、毎回の定期テストに全力で取り組んで基礎力を積み上げておきましょう。
②実力テストの勉強を行う
中学2年生になると実力テストを受験する機会が増えるでしょう。
実力テストは定期テストとは違って出題範囲が広くなり、より確実に学習内容が理解できていないと点数がとれにくくなります。
私がおすすめする実力テストの勉強法を少し載せておきますね。
- 実力テスト範囲のワークの「まとめの問題」のみ解く。間違えやわからない問題があれば単元の学習に戻って復習しなおす。
- 苦手な単元がわかっていれば(例えば英語なら三人称単数など)、その部分のワークの問題を解く。
- 単元テストをもう一度解きなおす
③実力テストの直しを丁寧に行う
実力テストは、受けた後の対応が最も大切です。
必ず試験結果を見て、間違えた問題や苦手な問題を復習してください。
実力テストの直しの手順
- 間違えた問題をもう一度ノートに解く。解答解説を見て丁寧にチェックする。
- なぜ間違えたのかを分析しノートに書き留める。
- 間違えた単元のワークの問題を解く。
しかし、テスト直しをおろそかにしないことで、苦手の早期発見と克服につなげることができます。
中学3年生の高校受験勉強の始め方3ステップ
いよいよ受験生。中学3年生は中学1・2年生の総復習をなるべく早い時期に終わらせ、実践問題演習に取りかかることが大切です。
中1の高校受験勉強3ステップ
- 授業・定期テストの勉強で中3内容を確実にマスターする 【1学期~夏休み】
- 1・2年生の学習内容の総復習をする 【夏休み】
- 苦手の克服 【夏休み~冬】
①授業・定期テストの勉強で中3内容を確実にマスターする
中学3年生は、受験勉強に加えて通常の学習も同時に行う必要があります。
できれば中3の学習内容は後で復習の時間をとることなく、スムーズにマスターしておきたいところですね。
毎日の授業を集中して受け、定期テスト勉強をしっかりと行って、「もう中3の内容を復習しなくても大丈夫!」という状態にまでもっていけることが理想です。
②1・2年生の学習内容の総復習をする
9月くらいまでに1・2年生の学習内容を復習しておきましょう。
復習の時は1~3年生までの学習内容がまとまっている市販の問題集を1冊買って取り組むのが一番効率的です。
夏休みを利用して1冊解き終わるようにすると、秋以降の受験勉強にスムーズに入ることができます。
③苦手の克服
受験で確実に点数をとるには、苦手な問題での点数の取りこぼしを最小限にすることが大切です。
苦手の克服法 例
- 模試や実力テストをできるだけ受験し、自分がどこが苦手なのか分かるようにする
- 模試や実力テストで間違えた問題・間違えた単元のワークを解きなおす
何回も勉強しなおしていると苦手な範囲は決まってくると思うので、集中的に問題を解くことをおすすめします。
高校受験勉強は学年ごとに必要な勉強を確実にしていこう!
この記事では、「高校受験勉強って何すればいいの?」という人に向けて、はじめ方の3ステップをご紹介しました。
「受験勉強」と聞くと何か特別なことをしなければいけない気がしてしまいますが、実は毎日の普通の勉強が積み重なったものなのです。
特に中1・中2の段階では、「宿題とテストにしっかり取り組む!」くらいざっくりとした目標でも大丈夫です。
何をすればいいかわからない!という人は、まずはご紹介した3ステップで勉強を始めてみてくださいね!