こんにちは。教員採用試験不合格経験者のまこです。
この記事では、教員採用試験の2次試験で不合格になる理由4選についてお話していきます。
教員採用試験の2次試験が終わり、結果が不合格だと、とても落ち込みますよね。
このように不合格になってしまった理由について、考えて悩んでしまう方も多いと思います。
私もそうでした。
不合格になった時は、本当に落ち込んで何が原因かたくさん考えて悩みました。
そこで今回は、教員採用試験不合格→合格の経験から得られた2次試験に不合格になる理由について詳しく説明していこうと思います。
筆記試験に重きが置かれる一次試験で不合格になってしまった場合には、シンプルに点数が足りなかったことが不合格の理由になります。
筆記試験を突破できる知識量をつければ、合格の可能性は上がります。
教員採用試験の2次試験で不合格になる理由
私が実際に教員採用試験不合格→合格を経験したことや、知り合いで不合格→合格を経験した人たちの特徴などを見た結果、
2次試験の不合格には主に4つの理由があると思います。
- 知識不足・技術不足
- 周りの意見を聞き入れない
- 話し方
- 受験した自治体の教職員の配置の問題
不合格になる理由①知識不足・技術不足
これはシンプルに勉強が足りていなかったという理由ですね。
- 論作文が最後まで書き終わらない
- 面接で簡潔に自分の意見を述べることができない
- 教育関連の知識が不足している(時事問題や教育用語に対する理解など)
- 模擬授業での授業力が不足している
これらに当てはまる場合は、基本的な教員採用試験の対策をもう一度完璧にすることを意識するだけでも合格へと近づきます。
不合格になる理由②周りの意見を聞き入れない
集団討論や面接をするときに、以下のような人は要注意です。
- 周囲の意見を全く取り入れずに、自分の意見ばかり言おうとしてしまう
- 人の意見を取り入れているつもりでも、爪痕を残そうと自分ばかり話しすぎてしまう
- 面接官との会話のキャッチボールができずに、自分の用意してきた答えを一生懸命に言おうとしてしまう
集団討論や面接のときに、合格をつかみとろうと前かがみになって自分ばかりになってしまうのはかえって逆効果です。
集団討論の時は周囲の人達の意見も取り入れて自分の意見を発言しましょう。
また、面接の時には面接官の質問に簡潔明瞭に答え、追加質問を待つくらいの気持ちでいると自分ばかり話しているという現象に陥らずに済みます。
不合格になる理由③話し方
正直、不合格の理由①や②で不合格になる人は少なく、ほとんどは面接時の話し方に問題があって不合格になるパターンが多いです。
教員採用試験の面接で大切なのは、何を話すかではなくどのように話すかです。
つまり「教員としてふさわしく見える話し方」ができるかどうかが2次試験突破の大きなカギになってくるのです。
では、「教員としてふさわしく見える話し方」とは何でしょう?それは次のようなものです。
- ゆっくり・はっきり・堂々と話している
- 質問に対して簡潔明瞭に答えを述べている
- 面接官の目を見ながら話している
- 明るくはきはきと話し、エネルギーのある感じが伝わってくる
ここに書いてあるものは、全て話し方の印象に関するものですが、実は「教員としてふさわしく見える感じの話し方」が合格のためには一番大切なのです。
例えどんなに知識があったとしても実際の授業がうまかったとしても、「教員としてふさわしい」と判断される話し方ができていないと不合格になってしまう確率が高いのです。
私の印象だと、謙虚すぎる人(堂々としているように見えない)や早口な人(せかせかして落ち着かない印象)は、実際の実力以下に見えてしまって損をしている印象があります。
ですので、「教員としてふさわしく見える話し方」を心がけて面接には挑むとよいですよ。
不合格になりやすい損をする話し方
- 早口でせかせか話す
- 声が小さくて暗い印象がする
- おどおどしている
- 簡潔明瞭に話さない
- 面接官の目をあまり見ない
不合格になる理由④受験した自治体の教職員の配置の問題(本人に不合格の理由はない)
ここからは、一般的な不合格理由の分析ではあまり指摘されていないことをお話しします。
これは実際に自分が不合格になったり、知り合いで不合格になった人を見てきたりしたからこそ言えることなのですが、
教員採用試験の不合格の理由って案外その本人にはないパターンもあります。
公立教員の場合、住んでいる地区によって配属される学校の位置が大体決まります。
そうなると【配属予定地の教員の数が足りていて合格できない】
あるいは【配属予定地の講師が不足していて講師になる人を探している】という裏事情は少なからず出てくるはずなのです。
オブラートに包まずに言うと、講師をしてもらうために不合格になっているということです。
というのも、私は教員採用試験に不合格になった後、自分の住んでいた地区の教育事務所から、講師になりませんか?という電話が数回かかってきました。
自分から公立学校の講師登録希望はしていないのにです。
そして翌年に教員採用試験に合格した際には、蓋を開けてみると、ちょうど私と同じ教科で同じ部活の顧問ができる先生の枠が育休で空き、そこに私が入ったという状態でした。
実際に私の知り合いでも「なんでこの人が不合格?」みたいな人が、講師を1年してから翌年合格しているパターンも見ています。
ですので、自分に不合格の原因を探しても探してもよくわからない方は、もしかすると教職の配置の問題や、講師の人数確保の問題が絡んでいるのかもしれません。
まとめ
この記事では、教員採用試験の2次試験に不合格になる理由についてお話ししました。
教員採用試験は「教員としてふさわしい」と見えるような振る舞いができるかが大切です。
ずば抜けた能力を発揮せずとも減点をされないような対策をすれば必ず合格できます。
この記事を読んでくださった方が、一人でも多く次の教員採用試験で合格できればと思います。