この記事では、これから教員を目指す大学生の方に向けて、「教員免許以外の資格も取っておいた方がいいですよ!」というお話をしていきます。
なぜ教員志望でも他の資格取得をとるとよいのかや、教員志望でも持っていて損はないおすすめの資格についてもご紹介します。
- 教員免許以外の資格も取得するべきか迷っている人
- 教員志望の人にもおすすめの資格が知りたい人
教員志望の大学生に資格取得をおすすめする理由
私が教員志望の人に、教育関係以外の資格取得もおすすめする理由は、念願の試験にせっかく合格して教員になったとしても、教員以外の仕事をする可能性がまだあるからです。
皆さんもご存じのとおり、教員という仕事はブラックで、近年志望者も減少傾向にあります。
(教員600人調査、約2割が「退職・転職」希望の過酷 「保護者・PTA・地域」対応に大きなストレス) 参考資料:
どれだけ熱意をもって教員になったとしても、実際現場で働いてみて、忙しさに疲弊しきってしまったり、精神を病んでしまったりするケースがあるのが現実です。
実際私の大学時代の友人や、同じ学校で働いていた先輩も、20代半ばで教員を退職しています。
万が一教員を退職することになった場合、教員免許しか資格がないと、転職活動もスムーズに進まない可能性が考えられます。
大学時代に戻れたら、教員以外の資格もとっておきたい
実際私自身が、教員免許以外の資格を取得していなくて後悔している一人です。
大学生の時は教員へ一直線で、「まずは教員免許をしっかり取る」「教育に役立つ資格なら取る」と思っていました。
教員以外の道を選ぶことを、全く考えていなかったのです。
幸い今はフリーランスとして働いていますが、もし一般企業で就活するなら、教育関係の資格一本じゃ厳しいなと思います(泣)
「一般企業で働いてみたい」と思った場合も考えて、視野を広げて資格取得しとくべきでしたね。
大学生のうちに教員免許以外の資格も取得しておくメリット
教員を目指す大学生が、学生のうちに教員免許以外の資格も取得しておくメリットには、以下の3つがあります。
- 勉強に時間がとれる
- 職業の選択肢が広がる
- 教員の業務にも役に立つ
勉強に時間がとれる
大学生の時には、資格取得の勉強にかけられる時間がたくさんあります。
教員養成課程をとりながら、他の勉強もするのは大変に感じるかもしれません。
しかし、実際に教員になると毎日長時間の仕事で、勉強時間を確保するのは本当に難しくなります。
教員の一日のスケジュールについてまとめた記事もございますので、興味があればぜひご覧ください。
勉強時間が十分にかけられる大学生の時期に、じっくり勉強して試験に挑んだ方が、確実に合格率が上がります!
職業の選択肢が広がる
教員免許以外の資格も持っておくと、万が一教員以外の仕事をしたくなった時に、職業選択の幅が広がります。
今記事を読んでくださっているみなさんは教員志望の方が多い中で、教員以外の職に就くパターンを話すのも変な感じはするのですが…
教員は本人の熱意に関わらず、実際に働いてみないと向いているか、続けていけるか分からない職業です。
「他の職種に就いてみたい!」となったときに、選択肢を広げるバックアップとして、いくつか資格を取っておくと役立つと思いますね。
教員の業務にも役に立つ
教員免許以外の資格でも、教員の業務に活かせるものもあります。
この後にご紹介するMOSやITパスポートなどのIT系の資格は、業務効率化のために使うことができます。
たとえばテスト作成や膨大なデータの処理にはExcelを使いますので、教員になる前から使い方を知っておくのはメリットです!
教員志望の大学生にもおすすめの資格
いよいよここからは、教員志望の大学生にぜひ取得をおすすめしたい資格を4つご紹介します。
- 教員になるのに直接有利に働く資格よりは、将来選択の幅を広げる資格
- 教職を目指しながらも、無理のない範囲で取得が目指せる資格
を条件に選んでみました!
- TOEIC
- MOS
- ITパスポート
- 簿記
TOEIC
就職やキャリアアップにおいて、多くの企業がTOEICのスコアを参考にしています。
また、教員採用試験でも、ある一定の点数以上を獲得していれば(860点以上)、筆記試験科目が免除になることもあります。
一般的に履歴書に書けるTOEICスコアは、2年以内のもので600点以上と言われています。
まずは600点以上の獲得を目指して、勉強してみるとよいでしょう!
MOS
MOSは「マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト」の略で、WordやExcelのスキルを証明する資格です。
就職・転職時に、パソコンスキルが備わっていることをアピールするだけではなく、資料作成等の教員業務にも役立ちます。
MOSには、スペシャリストレベル(一般)と、エキスパートレベル(上級)があります。
どちらのレベルでも履歴書に書くことができます。
1~2カ月ほどで集中的に勉強して取得することも可能な資格ですので、長期休みの際に勉強するのもおすすめです!
ITパスポート
ITパスポートは、ITの基礎知識全般が備わっていることを証明できる国家資格です。
MOSはWordやExcelのスキルを証明する資格なのに対し、ITパスポートは「ITに関する基礎知識が身についていますよ」ということを証明する資格です。
情報処理技術者試験の一区分に該当する資格で、難易度は一番低く、基礎的な内容を中心に問われます。
1日1時間程度勉強すると考えると、約3カ月ほどで準備ができます。
簿記
一般企業と教員を迷っていたり、就活を同時にやっていこうか迷っている人は、簿記を取得しておくのがおすすめです!
経理事務などの仕事をする場合には必須の資格になり、2級以上を取得していれば就職や転職に有利とされています。
簿記の合格率は、3級が40~50%程度なのに対し、2級になると15~30%程度に難易度が上がります。
まずは3級からトライして、2級にレベルアップしていくのがおすすめです!
資格の勉強法は?
教員志望の人にもおすすめの資格として
- TOEIC
- MOS
- ITパスポート
- 簿記
をご紹介しました。
勉強法としては、独学か対策講座の2つがあります。
独学で勉強する【おすすめの教材を紹介】
まず一般的なのが、参考書や問題集を購入して独学で勉強する方法です。
通学や大学の休み時間などを利用して、コツコツ勉強を積み重ねれば、十分対策できます。
以下、おすすめの教材をご紹介します!
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模試が3回分入っている。試験に慣れながら、不足している知識を補強できる!
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MOS公式サイトでも推薦している教材
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対策講座を利用する
- 独学で勉強しようと思っても、何から手をつけるべきか分からない…
- 継続して勉強できるか不安
- 確実に合格できるような勉強がしたい
このように考える方もいるでしょう。
勉強のポイントがわからないまま進めていると、結局続かずに挫折してしまう懸念もあります。
対策講座を利用すれば、教材や勉強スケジュールが決められていますので、合格に向けた勉強を確実にできるのがメリットです!
スタディサプリENGLISH TOEIC対策コース
TOEIC対策を短期間で集中して行いたい場合は、スタディサプリENGLISHがおすすめです!
- TOEICを独学しようと問題集を買ったけど続かない
- 自力で勉強したけど思うように点数が伸びない…
私自身も実際に経験ありますが、TOEICの独学って継続が難しいですよね。
しかもある程度勉強すると、点数も伸び悩んでしまって、「思ったよりも高得点に届かない」という経験をしたことのある方もいると思います。
スタディサプリでは、スマホで問題演習、リスニング対策、授業動画視聴が繰り返しできます。
到達度に合わせて出題する問題を最適化してくれますので、短期間で効率的に点数アップを狙えます。
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スタディング
対策講座で気になるのは、やはり費用面ですよね。
数ある資格講座の中で、大学生でも料金的に比較的学びやすく、講座内容がしっかりしているものでは「スタディング」もおすすめです!
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スタディングは、ウェブテキストやビデオ講座などの学習ツールを用いて、短期間で効率的に合格が目指せる資格講座です。
スマホやPCなどで、すき間時間にもいつでもどこでも学べますので、単調になりがちな資格の勉強でも続けやすいのが強みです。
料金が比較的手ごろで、通常の資格講座では3~5万円程する内容も、スタディングでは数千円~2万円ほどで学べます!
ITパスポート合格コース | 一括 7,920円 |
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簿記3級合格コース | 一括 3,850円 |
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教員採用試験で有利になる資格はあるの?
この記事をご覧の方の中で、教員採用試験に有利になる資格を知りたいと思っている方もいるでしょう。
教員採用試験では、英検やTOEICなどがある一定以上のランクをとれていれば、免除になる試験科目もあります。
- 英検(1級以上など)
- TOEIC(860点以上など)
- 学校図書館司書教諭免許
しかし教員採用試験で大切なのは、あくまでも本番の試験の点数になります。
教員採用試験に確実に合格するならば、資格でプラスを狙うよりも、試験勉強に力を注ぐことをおすすめしますね!
まとめ
この記事では、教員志望の大学生に資格取得をおすすめする理由についてお話ししました。
教員という職業はやりがいがありますが、それ以上に過酷で大変な面もあります。
多忙により心身の健康を損ねたり、他の職業への転職を考えたりする可能性も、決してゼロではありません。
万が一の場合に備え、時間のある学生のうちに、様々な知識を蓄えておくことは重要です。
ぜひ教員に役立つ資格だけではなく、教員以外の資格も果敢にチャレンジしておくことをおすすめします!
おすすめの教材や講座などもあわせてご紹介したので、ぜひチェックしてみてください!