教員採用試験を受験したみなさま!
このように、教員採用試験に不合格になってしまったときの不安を抱えている方って多いと思います。
実際に私には、大学4年生の時に自信満々で受験した教員採用試験に不合格になった経験があります。(倍率もそんなに高くなかったのに…)
その当時は不合格になってから、「この先どうしよう…」と、とてつもない不安に襲われたことを覚えています。
この記事を読んでくださったみなさまにはそのようなことのないように、教採に不合格になってしまったらどうすればよいのかという具体的な行動パターンを、実体験も踏まえながら解説します!
・教員採用試験に不合格になってしまったときの行動パターンが知りたい
・教採に不合格になってしまって不安が大きい
・実際に教採に不合格になった人の話が知りたい!
教員採用試験に不合格になった場合にとる行動パターン5選
教員採用試験に不合格になってしまった場合、とれる行動としては以下の5つだと思います。
- 公立学校の常勤講師or非常勤講師に応募する
- 私立学校の教員採用試験を受験する
- アルバイトをしながら次年度の教員採用試験を目指す
- 大学院へ進学する
- (すでに講師をしている方の場合には)転職サイトに登録して就活をする
①公立学校の常勤講師or非常勤講師に応募する
教員採用試験に不合格になった→公立中学校の講師に応募するというルートは、不合格になってしまった人が8割くらいとる王道のパターンかなと思います。
講師には、市採用と県採用があります。
自分が希望する自治体の講師募集が始まったら(大体教員採用試験の合格発表が終わった直後から)、自分で履歴書を送って面接を受けるという形が一般的です。
また、常勤講師になるのか非常勤講師になるのかでも働き方が変わってきます。
常勤講師
- 正規の教員と同じように一日学校にいる。担任や部活の顧問になる可能性もある。給料やボーナスも正規の教員のように支払われる。(額に多少差はあるかもしれないが)
- 副業はできない。
非常勤講師
- 基本的に授業のコマ数や時間で給料が支払われる。時間が限られた勤務になるため、担任や部活動の顧問をもつことは少ない。
- 非常勤講師の先生は、副業をすることができる。他校との授業のかけもちや、塾のアルバイト等をしている人もいる。
常勤講師になる場合、正規の先生と同じように一日中学校にいることになります。
ですので、次年度も教員採用試験を受けるから勉強時間をしっかり確保したいという人にはおすすめできません。
一方で、非常勤講師の場合には、コマ数や時間で給料が決まるので、常勤講師よりも給料が安くなってしまうということはあります。
しかし、時間で仕事を切り上げることができるので、教員採用試験の勉強をする場合にはおすすめの働き方ですね。
私自身は私立学校の講師をしたので、その経験をもとにした記事もあります。興味のある方はぜひご覧ください。
②私立学校の教員採用試験を受験する
公立学校だけではなく、私立学校で教員として働くという道もあります。
実際に私自身は、公立学校の教員採用試験に落ちてから、私立中学校の採用試験を受けて常勤講師として採用になりました。
私立学校の教員募集は、公立の採用試験の合否の結果が出てから始まる場合も多いので、公立の教採に不合格になってからでも私立学校の受験は十分間に合います!
また、試験の内容は受験する私立学校ごとに異なりますが、公立学校の教員採用試験のために勉強してきたことが生かせる部分も多いので、そこまで不安になることもありません。
私立教員に関係する記事もあります。私立教員に興味がある方はこちらの記事もぜひ読んでみてください。
③アルバイトをしながら次年度の教員採用試験を目指す
学校現場に講師として勤務するのではなく、アルバイトをしながら次年度の教員採用試験を目指すという選択肢もあります。
塾講師や家庭教師などの教育に関わるアルバイトならば、履歴書でアピールすることができます。
ただ、教育以外のアルバイトであっても(例えば飲食店など)不利になることはないので、自分の希望に合わせて選択することをおすすめします。
私が見てきた中では非常勤講師をしながら塾講師のアルバイトをしているという先生もいました!
④大学院に進学する
大学院に進学して勉強しながら、次年度の教員採用試験にトライするというパターンもあります。
ただこの場合、
- 学費がかかるので経済面の負担が大きい
- 大学院で何を学ぶのかという目的意識がはっきりしていないと得られるものがなくなってしまう
というデメリットもあります。
履歴書に空白をつくらないためだけに大学院に進学するのではなく、大学院に行くことによって成長できるビジョンが描けるかどうかが重要になってきます。
⑤(すでに講師をしている方の場合には)転職サイトに登録して就活をする
教員採用試験に落ちてしまったら、就活をしておもいきって教員以外の道に進むこともありだと思います。
しかし、新卒の方が教員採用試験に落ちてから就活するのは時期的にも厳しいのが現実です。(採用試験の結果が出るのが10月なので、ほとんどの企業で就活が終わっている)
ですので新卒の方が就活するにしても、何年か社会人経験を積んでからでも遅くはないと思います。
ただ、講師の先生を何年かやっていて教員採用試験に合格できない…ということで悩まれて教員以外の道も考えている方は
転職サイトに登録して就職活動をしてみてもよいと思います。
実際私は、公立の教員採用試験に落ちた後、私立学校で働きながら、複数の転職サイトに登録をしていました。
2回目の教員採用試験でダメなら、教員はやめて一般企業に就職しようと考えていたからです。
ですので、教員だけにこだわらずに、視野を広げて職業選択をしてみるというのもありだと思いますよ!
教員からの転職に役立つサイトを以下に載せておきますね。
講師からの転職におすすめのサイト
\ 日本最大級の転職エージェント/
\ 転職者の約8割が利用/
\ 非公開求人多数/
教育業界の転職に強い転職サイト
教員採用試験に一度不合格になっても合格する可能性はあるのか?
みなさまが気になっているところで、
ということがあると思います。
断言します!教員採用試験はあきらめずに受験し続ければ合格する可能性はあるので、不合格経験が不利になることはありません!
このように断言できる一番の理由は、現在の教育現場は人手不足で常に教員をしてくれる人材を探しているからです。
参考データ
- 文部科学省 いわゆる「教員不足」について
実際に現場にいた肌感覚としては、常に人員が不足しているという印象でした。
このような状況下では、そもそも教員を目指してくれている人材は貴重なものです。しっかりとした知識と教養を身につけ、自分は教員として仕事ができるという自信にあふれた方は大歓迎のはずなのです!
ですから、教員採用試験に不合格になった経験をマイナスとは考えずに、むしろそこから得た経験を生かすようなつもりで試験に臨めば、合格の道が開けてくると思います。
不合格だったときは本当に辛かったですが、今思えば人間としても教員としても、大きくなるきっかけだったと思います。
教員採用試験に不合格になった経験はむしろ教員にとってはプラス!あきらめずに教員を目指し続ければ必ずなれる!
まとめ
この記事では、教員採用試験に不合格になってしまった場合にどのような道があるのかという点について解説していきました!
私は教員採用試験に不合格になった経験がありますが、その中でたくさんのことを学びました。
現在、教員になりたい人は年々減っており、倍率もどんどん下がっています。
つまり、教員になりたい人にとっては絶好の時期なのです。
たとえ教員採用試験に不合格になってしまったとしても、トライし続ければ必ず教員になれます!
また、教員といっても、公立教員なのか私立教員なのかなど、働き方はいろいろあります。
そしてもし、教員以外の職業に就くとしても、様々なサイトや求人サービスが今ではたくさんあります。
私が1番に言いたいのは、教員になるとしても、それ以外の職業に就くとしても、自分で情報を探し、行動し続ける限りは、いろいろな選択肢があるということです。
ですので、「落ちたから終わり」ではなく、いろいろな働き方の可能性が残されているんだよということをお伝えしたいです!大丈夫です!(落ちたら終わりと思っていた過去の自分には特に)
これから教員を目指す方には、ぜひ、いい意味で気楽な気持ちで、採用試験に臨んでいただければと思います!