このような感じで、講師で教員採用試験を受験するときの面接で気をつけるべきことが何かを気にしている方って多いと思います。
この記事では、実際に私立中学校の講師で公立の教員採用試験を受験した経験のある私の体験も踏まえ
講師の方が面接で気をつけることや聞かれる質問例を紹介します。
講師の人の最大の面接対策:経験を積極的にアピールすること
教員採用試験での講師の方の最大の面接対策は、自分の経験や経験から得た知見を面接官にアピールすることです。
講師経験のある方の強みは、なんといっても現場での経験をもっているという点なんですよね。
この強みを最大に活かしていきましょう。
- 現場で実際に経験したこと
- 現場での学び
- 実際に現場で大変だったこと
など、現場であったことを面接官にわかりやすく伝えるようにすると、一気に発言への説得力が増します。
【教員採用試験】講師経験がある人が面接でよくされる質問
講師経験をしたことのある方の場合、勤務した経験に関して質問されることが多いです。
実際に私は、私立中学校で常勤講師をしながら教員採用試験を受験したのですが…
面接時間のほぼほぼが、現場での経験に関しての質問でした。
質問内容としてはこのような感じ。
【私が教員採用試験2回目で聞かれた質問(個人面接での場合)】
- なぜ私立中学校で講師を経験しようと思ったのですか?
- 私立中学校と公立中学校の違いって何?
- 私立中学で指導するにあたって、一番気をつけていることは何?
- 分かる授業をするためにどのような工夫をしていますか?
- 国語の授業の楽しさは何?
- 国語の家庭学習ってどのように取り組めばよいの?
- 保護者とのコミュニケ―ションをとる際に気をつけていることは何?
- 生徒とコミュニケーションをとるにあたって大切にしたい姿勢は?
- 最近のニュースで、気になったニュースは何?
- 尊敬している人はいる?その理由は?
その他には、自分の専門教科に関する質問も多くされました。
ですので、現在講師経験をされている方は、自分の今の状況に関してもう一度整理しておくのをおすすめします。
【講師経験のある方が面接前に整理した方がよいこと】
- (学級担任をもっている場合)クラス経営で気をつけていることは何か。
- (学級担任をもっている場合)クラスを経営する上で難しいことは何か。
- 分かる授業をするために実践していること。
- 自分の専門教科の楽しさや、苦手な子どもへどのように教えるか。
- (部活動をもっている場合)部活動経営で心がけていることは何か。
- 仕事をしていて辛かったこと・楽しかったことは何か。
- 生徒や保護者とコミュニケーションをとるうえで気をつけていること。
- 教員としての資質を高めるために、日々取り組んでいることはあるか。
- あなたが講師経験をしていて感じた教員としてのやりがいは何か。
- 新型コロナの感染予防対策として、学校でどのようなことに気をつけて取り組んだか。
- 新型コロナでの長期間の休校明けには、どのようなことに注意して子どもたちの指導にあたっていくか。
自分のことについての質問の答えは、原則自由で問題ない
講師として再度教員採用試験を受験するとなるとプレッシャーもさらに大きく、緊張しますよね。
「どのような答えが望ましいのか」「答えるときにミスをしていないか」必要以上に気になってしまうものだと思います。
しかし、「自分のことについて問われる質問は原則何を答えても問題ない」という基本的なことを念頭に置いていると心に余裕もでてきます。
なぜ「自分のことについて問われる質問は原則何を答えても問題ない」のかというと、個人の考えに究極正解も間違いもないからです。
- あなたには尊敬する人はいますか。その理由は何ですか。
- あなたが思う、教員という仕事の魅力は何ですか。
- 最近読んだ本で、印象に残っている本とその理由を聞かせてください。
- あなたの長所と短所は何ですか。それらにまつわるエピソードは何かありますか。
このような質問が来た場合には、面接官はあなたの受け答えの様子を判断しているだけなので
自分の考えや経験をまとめて、ゆっくりはっきりと話せばOKです。
教育に関係する話題だけを答えなくてもいい
私が最初に教員採用試験を受験した時には、
面接での回答は全て教育に関わるものでなければならないと、自分にプレッシャーをかけすぎていました。
例えば、「最近読んだ本で気になったものは」という質問にも、教育関係の本を答えていたり…
「教員採用試験の面接の答えで絶対に間違いのないもの」にこだわりすぎていたのです。
しかしそれで不合格になってしまったので、
2回目に講師で受験した時の面接は、自分に関わることの質問では、教育関係の話題にこだわらずに回答していました。
その最たる例がこちらです。
答えている内容はいたって普通の内容なのですが、教員採用試験の面接で歌手を答える人がよほどいなかったのでしょう。
この回答をした瞬間に、これまで下を向いて私の回答に耳を傾けていた面接官が一斉に全員で私の方を見て、驚いた顔をしていたことを覚えています(笑)
この時私は、「ああ、面接官の人も同じような質問と回答を繰り返していて飽きていたんだな」と、気が付きました(笑)
そのあとの面接も、気のせいかもしれませんが和やかにそしてスムーズに進んだ気がします(笑)
自分のことに関する質問には、ぜひ教育関係だけにこだわらずに柔軟に回答してみることをおすすめします。
最後に
教員採用試験の面接では、自分の考えを落ち着いてゆっくりはっきりと伝えることが大切です。
講師経験のある方の場合には、現場での経験が強みになります。
自分の体験したことからの学びをぜひ積極的に伝えてみてください!
面接官からも、現場で多様な経験を積んでいることはプラスの印象です!
この記事を読んでくださったみなさまが、面接で力を発揮できることを心から期待しています。
講師の方用の教員採用試験の対策の記事や、講師の方にも参考になる面接の質問例などを解説した記事もありますので、気になる方はご覧ください。