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【行くべきか悩んでいる方必見】中学生に塾は必要?元教員が解説

【行くべきか悩んでいる方必見】中学生に塾は必要?元教員が解説
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この記事では、中学生に塾は必要か?という話題について元中学教員の立場からお話します。

この記事を書いた人
まこ
まこ
元中学校国語教員。公立中学校と私立中学校での勤務経験あり。大学時代には塾で4年間アルバイトをしていました。

中学生に本当に役立つ勉強の知識をわかりやすくお届けします!

お子さまが中学校に入ると、「うちの子塾に入れたほうがいいのかな?」と悩むタイミングがありますよね。

定期テストの点数が思ったよりも良くない…このままで大丈夫かな?
今のままの勉強で高校受験は大丈夫なのかな?
周りの子はみんな塾に行っているみたい。うちの子も行かせるべき?

このように悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

私的には、塾というのは行けばどんな子でも成績が上がる場所ではないと考えています。

この記事では、塾に入って伸びる子はどんな子か?中学生は塾に行く必要があるのかなど、中学生にとっての塾の必要性について、元中学校教員目線からお話しできればと思います。

まこ
まこ
子どもたちを実際に教えていた時に感じていたことも含め、本音で書いていきます!

中学生は塾に行く必要ある?

中学生は塾に行く必要ある?

結論から言うと、中学生になったからといって、全員が塾に入る必要はないと私は思います。

なぜなら、塾の効果学校の宿題やテスト勉強がきちんとできていて、なおかつ学習習慣も身についている子が通ってこそはじめて発揮されるものだからです。

塾の勉強は、学校の勉強とは明確に違うんですよね。

塾は点数を上げることや高校受験対策に特化して勉強をする場所です。学習スピードも学校より早く、課題も多く出ます。

ですので、ある程度学習習慣がある子でないとついていけず、塾が合わないという現象が起こってしまうんですよね。

よくあるのが、

  • 成績が上がらないから
  • 勉強を全くしない
  • やる気がない
  • 周りの子が行っているから

こういった理由で「とりあえず塾に入れる」というケースです。

しかし学習の習慣が身についていない段階での塾は、私はよく検討したほうがいいのではないかと思います。

勉強に苦手意志があったり学習習慣が身についていなかったりすると、塾に入っても課題に追われるだけで、かえって勉強が嫌いになってしまう可能性が高いからです。

まこ
まこ
塾は結構お金がかかってきます。ですので、塾に通って効果が出るほどの学習習慣がすでに身についているのかをまずは確認することをおすすめします。

塾に入って効果が出るのは、すでに学習習慣が身についていてさらにレベルアップしていきたい子。

 

中学生が塾に入る前に確認しておくべき2つのこと

中学生が塾に入る前に確認しておくべき2つのこと

塾に入る前に、以下の2つのポイントはできているか確認しておくといいでしょう。

①学校の宿題やワークが解けているか?

中学校に入って「成績が上がらない」「勉強についていけない」「分からないところが多い」

このようになってしまう子は、そもそも学校で出された宿題だけでも終わらせることが厳しくなっている場合が多いです。

まこ
まこ
中学校は、5教科それぞれに宿題が出ます。小学校のころとは違って各教科で宿題がたくさん出るので、そのギャップに戸惑う子も多いんですよね。

学校の宿題だけでも大変な子に、さらに塾での宿題も…となったらどうなってしまうでしょう?結果は見えていると思います。

学習の積み重なりのイメージ

学校の宿題を基盤に、学校のワークでの学習、その上に塾での学習が積み重なっていく

学習の積み重なりのイメージ

学習の積み重なりのイメージは上の図のようになります。

つまり、学校での学習の基礎がグラグラの状態だと、塾の学習も積みあがっていかないということです。

まこ
まこ
当然学校の宿題やワークができていない状態で塾に入っても、成績が上がらず、通う本人も勉強が嫌いになってしまいます。結果的に苦手やつまづきの根本的な部分を解決できないまま、退塾することにもつながります。

ですので、塾に通うか迷っている方は、まずはお子さまが学校の宿題や教材にしっかり取り組めているかを確認することをおすすめします。

 

②学習のつまずきの原因を考えたか?

「とにかく成績を上げたい」「勉強しない」「やる気がない」はただ塾に入っただけでは解決しない

「とにかく成績を上げたい」「勉強にやる気が出ない」「家だと勉強しない」

このように、勉強に何らかのつまずきがあるとき、多くの人は塾に入ることで問題を解決しようとします。

しかし、それでは根本的な解決にはならないんですよね。

大事なのは、つまずいている原因は何かを把握することです。

根本の原因を突きとめないことには、本当に塾に入ることが最善の手段なのかすら判断できません。

私が見てきたところ、中学生の勉強のつまづきの多くは

「理解できないところが多い」
「分からないところが多く、どこから手をつけたらいいのかわからない」
「勉強の手順が分からない」

など、「わからない」ことが問題の根本にある場合がほとんどです。

分からない部分が多いときには、分からない箇所に何度も戻って繰り返し繰り返し問題を解く学習が一番効果的です。

だから塾のようなどんどん新しい単元に進み、問題演習を重ねていく学習は必ずしも効果が出るとは限らないのです。

ですので、塾に入るか考えるときには、今悩んでいる問題の根本の原因は何かをよく考えることが大切です。

その原因を、塾に入ることで本当に解決できるのか、冷静に分析してみましょう。

 

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塾は学校の勉強の先にあるもの

塾なしでも効果的に勉強することはできる!よく、塾に入ること自体が目的になり、塾に入るだけで安心してしまう人がいます。

しかし本来中学校の勉強は、塾に通わなくても学校のワークや宿題をしっかり行っていれば、ある程度できるようになっています。

例えば学校の定期テストで点数をとりたい場合には、学校の教材をとことんやるだけでも結果が変わってきます。(定期テストは学校の教材をベースにつくるから)

ですので、現状で勉強にお悩みを抱えている場合には、まずは学校の教材にとことん取り組むことで解決できないかを考えることも大切だと思います。

また、勉強のお悩みを抱えている場合、最初からいきなり塾に入るのではなく、通信教育を検討してみるのも一つの手だと思います。

通信教育の場合、金額も塾よりもかなり安くおさえられますし、学年をさかのぼったり、苦手なところを繰り返し学習したりを自分のペースでできます。

成績が思うように上がらない子や、苦手が多い子の学習は、実は塾に入るよりも通信教育の方がやりやすいと思います。

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まとめ

この記事では、「中学生に塾は必要か?」という疑問について、元中学校教員の視点から意見を述べました。

塾はすでに学習習慣がついていて、さらにレベルアップをしていきたい子が通うと効果を発揮する場です。

塾はあくまでも学校の勉強の延長線上にあるもの。

周りが入っているから…と安易に決めるのではなく、まずは学校の宿題や教材がきちんと行えているのかを確認することをおすすめします。

本人に塾に通う目的や意志がない場合は、無理して通う必要もありません。(通ったとしても結局続かなくなってしまうので)

塾が必要か迷う際には、ぜひ親子で、日ごろの学校の学習状況や塾に通う目的を整理してから判断してみてくださいね。

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