採用試験の勉強を始めてはみたものの、このような悩みをもっている方は多いのではないでしょうか?
私も採用試験の勉強を始めた当初は、同じような悩みをもっていました。
私は教員採用試験の不合格も合格も両方経験しましたが、その中で気が付いたことがあります。
それは、「合格に必要なポイントを確実におさえて対策できれば合格できる」ということです!
この記事では、教員採用試験の勉強をこれからはじめるという方に向けて、まずは何からどのように勉強を始めたらよいのかを徹底解説したいと思います!
全国どの自治体を受験する人にも対応できるようにしてありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【勉強を始める前に知っておきたい!】教員採用試験合格のために力を入れるべきポイント
本題に入る前に、まずは教員採用試験の合格のために力を入れて対策すべきポイントを解説します。
教員採用試験では「あなたが教員としてふさわしいか」ということを、試験時間内にいかにアピールすることができるかが合格へのカギを握ります。
「教員としてふさわしい」ということをアピールするためには
次の2つのことが試験内で完璧にできている状態であることが重要です。
教員採用試験でみられるポイントは、突き詰めていくと実は非常にシンプルです。
教育に関する知識がきちんとあって、面接やほかの受験者とのやりとりが問題なくできれば合格することができます。
教員採用試験でアピールするべきポイント
- 「教育に関する基礎的・基本的な知識」
- 「教員としてふさわしいコミュニケーション能力」
どこから勉強をしていけばいいの?
教員採用試験の合格には
- 基礎的・基本的な知識
- 教員としてふさわしいコミュニケーション能力
が備わっていることが大切です。
知識の定着にはある程度時間がかかります。
基本的な知識が備わっていなければ、面接対策などのコミュニケーションを要する分野の対策に進めません。
ですので、実際に教員採用試験対策をする際には、筆記試験→論作文対策→面接対策の順番で対策していくことを私はおすすめします!
- 筆記試験対策(知識の定着に時間がかかる。きちんと知識が身につかないと、人物試験対策ができない。)
- 論作文対策(文章を書く力はすぐには身につかない。筆記試験対策が進んできたら、同時進行で始めるのがおすすめ!)
- 面接対策(筆記試験・論作文の対策が生きる部分が多い。先に知識を定着させてからでも、話し方や伝え方は後からでも対策することができる。)
まずは知識を定着させるために筆記試験対策を優先させる。
知識が定着してきたら、論作文対策→面接対策に進んでいくと、効率的に対策できる。
【何から始めるか悩んでいる人はまずはここから!】教員採用試験の勉強をスタートさせる手順
ここからは、教員採用試験の勉強のとりかかりの手順を紹介します。
「教員採用試験の勉強を何からは始めたらよいのかわからない…」という方は、まずはここからはじめてみてくださいね。
- 自治体ごとの試験スケジュールを確認する
- 過去問を解き、出題傾向をつかむ
- 勉強スケジュールを立てる
- 過去問でよく出題されていた問題や、難易度の高かった問題から順に勉強する
この4つのステップをふめばオッケーです。
手順1:自治体ごとの試験スケジュールを確認する
教員採用試験は自治体ごとに試験問題が異なります。
まずは、自分の自治体ごとの試験スケジュールを確認してください。
一次試験や二次試験の具体的な内容を確認し、優先的に勉強する順番を把握します。
優先順位のつけかたは
- 一次試験の科目をまずは優先的に行う。
- 二次試験対策は、一次試験が終わってから本腰を入れればよい。
これが基本です。
一次試験突破にまずは全力を注ぎ、順番にやっていきましょう。
手順2:過去問を解き、出題傾向をつかむ
教員採用試験の勉強は、過去問を分析し、出題傾向を必ずつかんでから始めてください。
なぜなら、自治体ごとに試験問題には特色があり、自治体の問題に対応することが合格への近道となるからです。
問題の出題傾向を十分につかまないまま、問題集片っ端から解いていても、本当に必要な部分の対策は手薄になってしまいます。
まずは、受験する自治体の過去問を2~3年分解いてみて、どのような問題が出るのかを把握し、自治体の問題に合わせて対策をすることをおすすめします。
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手順3:勉強スケジュールを立てる
過去問を分析したら、ざっくりとした勉強スケジュールを立てます。
教員採用試験の対策は、
勉強するポイントが分かっていれば最短4か月~長くても8か月くらいで十分対策可能だと思います。
教員採用試験の勉強で重要なのは、自治体の試験の出題傾向に合わせて準備をすること。
勉強量や期間はそこまで重要じゃないんですよね。
- 一次試験対策→二次試験対策
- 筆記試験対策→論作文対策→面接・場面指導・集団討論・模擬授業対策
この2つを念頭に置きながら、優先順位をつけてざっくりとした勉強スケジュールを立ててみましょう。
手順4:過去問でよく出題されていた問題や、難易度の高かった問題から順に勉強する
教員採用試験は、自治体の問題にどれだけ合わせて対策できたかが合格へのカギになります。
ですので、問題集を最初から順番に解くことはおすすめしません!
過去問でよく出題されていた問題(分野)や難易度の高かった問題から順に対策しましょう。
一通り解けたらその他の問題を解くようにすると、効率よく勉強できます!
過去問を解く
↓
答え合わせ
↓
分からなかった箇所(同じ分野)を問題集で勉強する
これを10年分ほどくりかえすと、効率的に知識を吸収することができます。
ある程度過去問を解いたら、苦手な分野や知識が不足している分野に絞って問題集を何回も解くといいと思います!
また、教員採用試験の勉強をはじめるにあたって、どの問題集・参考書を使えばいいのかがわからないという方も多いと思います。
私が実際に使用しておすすめの問題集や参考書をご紹介した記事もありますので、ぜひご覧ください。
教員採用試験の勉強のポイント
せっかく教員採用試験対策を行うのであれば、合格できるようにポイントをおさえた対策を行いたいもの。
筆記試験対策の重点を置くべきポイント
筆記試験対策は、教員採用試験対策の中で1番に力を入れてください。
筆記試験での出来が合格の7割くらいを決めるといっても過言ではないからです。
特に、小学校全科や自分の専門教科等の専門科目は重点的に勉強してください(実技試験も含む)。
その他、一般教養は苦手科目、
教職教養は覚えるのに時間がかかる教育法規に時間を割いて勉強することをおすすめします。
論作文対策の重点を置くべきポイント
論作文の対策で重要なのは「何を書くか」ではなく「どのように書くか」です。
つまり、いかにして「説得力のある文章」を書けるかが重要です。
論作文の対策では「説得力のある文章を書くための型」を、試験当日までに徹底して叩き込むことが重要です。
論作文の基本的な型や、書き方に関するアドバイスに関しては以下の記事をご覧ください。
面接対策の重点を置くべきポイント
面接対策も論作文の対策に似ていて、「何を話すか」というよりも「どのように話すか」が重要です。
自分の考えを端的に、分かりやすく、堂々と話す練習を積み重ねていくことが大切です。
また、話す内容は自分の体験談を根拠に話すことができると、より説得力が増します。
面接対策の基本を知りたい方や、合格のために重要なポイントを知りたい方は以下の記事もあわせてご覧ください。
教員採用試験の合格するポイントをまとめた記事もありますので、気になる方はご覧ください。
最後に
教員採用試験の勉強は、勉強するべきポイントを正しく理解し、計画的に行うことが重要です。
長期間にわたって、試験で出そうなところを全て勉強すれば合格できるというわけではありません。
ぜひポイントを絞って効率的に行うことをおすすめします!
この記事のまとめ
- 教員採用試験で見られるものは、あなたが教員として「ふさわしいか」
- 教員採用試験は、「基礎的・基本的な知識」と「教員としてふさわしいコミュニケーション力」を備えるべし!
- 教員採用試験の勉強は、ポイントを絞り、計画的に行うことが最も重要!
- 筆記試験対策→論作文対策→面接対策の順に行うと、効率的にかつ重要なポイントを落とさずに対策できる!
- まずは過去問を解き、出題頻度が高い問題や難しい問題から順に対策していくことがおすすめ!