中学生と保護者方向けの情報を、わかりやすくお届けします!
この記事では、元中学教員の私が実際に見て気がついた、塾に行かなくても成績がいい子の特徴を解説します!
塾なしでも成績をよくするために、保護者の方ができることについてもまとめました。
塾に行かなくても成績がいい子は、実は特別なことはしていない
私が教員時代、塾に行かなくても成績がいい中学生と接していて一番に感じたのが、どの子も
- 勉強の基本
- 徹底した反復学習
ができているということです。
このように思う方もいるでしょう。
確かに、塾に行かなくても成績がいい子は、もともとポテンシャルが高い子であるのも事実です。(天才的に覚えるのが早い子などもいますよね。)
しかし、ポテンシャルの高さだけで、いい成績がとれているわけではありません。
学校で配布されている教材で徹底的に基礎を固められている子が、塾に行かなくても成績がいい子には多いのです。
こういう子は塾に行かなくても伸びますが、塾に行ってもしっかり成績を伸ばしていきますよね!
塾に行かなくても成績がいい中学生の特徴6選
塾に行かなくても成績がいい子に共通して当てはまる特徴は、以下のとおりです。
- 宿題を絶対に出す
- 教科書やワークを何回も読む・解く
- まずは徹底した定期テスト対策をする
- 「わからない」をつくらない
- 勉強方法がわかっている
- 基礎ができた上で別の問題集で応用を行う
宿題を絶対に出す
当たり前のことですが、成績がいい子は必ず宿題を出します。
中学生の勉強は、宿題を欠かさず行うだけでも、ある程度基礎基本をマスターできるようになっています。
逆に言えば、成績が下がってきた子は宿題が出せなくなったり、取り組み方が雑になったりすることにサインが表れます。
教科書やワークを何回も読む・解く
塾に行かなくても成績がいい子ほど、教科書や問題集を何回も反復して基礎固めができている印象です。
教科書がボロボロになるほど読み込んだり、問題集もできなかった問題に印をつけて何度も解いたりしています。
まずは徹底した定期テスト対策をする
成績がいい子ほど、あれもこれも勉強するわけではなく、まずは定期テスト対策に集中しています。
定期テスト対策に全力取り組むことが、おのずと実力テストや高校受験対策につながることを知っているからです。
「わからない」をつくらない
「わからない」部分をつくらないように、徹底的に調べ、問題ひとつひとつに丁寧に取り組んでいるのも特徴です。
授業後に積極的に質問したり、テスト直しを丁寧に行って問題集も解きなおしたりします。
勉強方法がわかっている
自分に合った勉強法や勉強ルールをもっているのも、塾に行かないでも成績がいい子の特徴です。
「何を勉強したらいい?」と悩むことがなく、自分に必要な勉強をわかっているのです。
基礎ができた上で別の問題集で応用を行う
難関校に合格するためには、学校の問題集だけでは応用力が足りない場合があります。
よりハイレベルを目指す子は、まずは基礎が固まったうえで、市販の問題集でハイレベル用の問題を解いています。
塾に行かなくても成績がいい子にするために親にできることは?
「できれば塾に行かずにいい成績をとってほしい!」と思う保護者の方は多いでしょう。
放っておいても成績が上がる勉強が自然とできる子は確かにいますが、保護者の方のサポートや見守り方ももちろん重要です!
- 勉強の基本ができているかチェックする
- 方法を一緒に考えてあげる
- 「勉強しなさい」と言わない
- 勉強に集中できる環境を整える
勉強の基本ができているかチェックする
お子様が中学生の勉強の基本ができているか、まずはチェックしましょう!
勉強の基本ができていないうえでどれだけ家庭学習を重ねても、的外れな対策になってしまうからです。
- 宿題を必ず出す
- 問題集は2~3回繰り返し解く
- テスト直しを行い、できていない単元は復習し直す
「頑張っているのに成績が上がらない」というご家庭でよくあるのが、話をよく聞くと宿題や問題集への取り組み方が甘いというパターン。
「問題集を何回も解く」→「間違い直しをして、復習をする」といった、基本的な勉強が丁寧にできないと、たとえどんな教材や勉強法に取り組もうが成績は上がりません。
方法を一緒に考えてあげる
中学生になったら、一から十まで勉強に付き添う必要はありません。
しかし、お子様が困っているときや悩んでいるときに「解決方法」を一緒に考えてあげる姿勢は大切です。
たとえば、実力テストの数学の点数が思うように取れない場合、
など、問題への解決方法を提示してあげられるとお子様は大変心強いです。
自分一人で頑張りたい子や反抗期真っ只中の子には、アドバイスをするとかえって逆効果のこともあります。
「勉強しなさい」と言わない
「勉強しなさい」と言われると、余計に勉強したくなくなるのが、難しい年ごろの中学生にはあるあるの話。
たとえ保護者の方から見て勉強時間が不足していても、「勉強しなさい」と言うのは、まずはぐっとこらえましょう。
むしろ勉強の仕方がわかっている子や、テスト勉強がうまくいって成果が出ている子は、何も言わずとも進んで勉強します。
勉強してほしい場合には、勉強方法や学習への取り組み方を一緒に考えてあげる方がよいかもしれません。
勉強に集中できる環境を整える
自宅を勉強に集中できる環境に整えることも重要です。
たとえば
- 照明、机、時計などを勉強しやすいものにする
- スマホやゲームの使用ルールを決め、勉強中は見えないところに置く
- 勉強部屋や勉強スペースをシンプルにする(誘惑になるものを置かない)
などの工夫ができます!
まとめ
この記事では、塾に行かなくても成績がいい中学生の特徴や保護者にできることを解説しました!
- 宿題を絶対に出す
- 教科書やワークを何回も読む・解く
- まずは徹底した定期テスト対策をする
- 「わからない」をつくらない
- 勉強方法がわかっている
- 基礎ができた上で別の問題集で応用を行う
塾に行かなくても成績がいい子は、基本的なことを徹底的に丁寧にできているのが最大の特徴です。
もちろん元のポテンシャルが高いこともありますが、基本の抜け漏れが圧倒的に少ないです。